CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

7月20〜22日に行われたコンメボル・リベルタドーレスの決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg 。ブラジルのベロ・オリゾンチで行われた「アトレチコ・ミネイロ × ボカ・ジュニオルス」は、スコアレスドローで終了。2試合合計スコア 0-0 で突入したPK戦を制したアトレチコ・ミネイロがベスト8一番乗りを果たした。

1st.Leg ではディエゴ・ゴンサーレスのヘディングシュートがVARで取り消された、曰く付きの一戦。アトレチコ・ミネイロは3分にカウンターに転じると、スルーパスで相手陣内を駆け上がったアルゼンチン代表MFマティアス・サラーチョがペナルティエリアに達してシュートに及ぶも、ボールはキーパーに阻まれた。ボカは41分にコロンビア代表FWセバスティアン・ビジャがペナルティアーク付近から右足でゴールを狙ったが、ミドルシュートはキーパーにセーブされた。

後半、物議を醸す疑惑の判定が生まれる。62分に相手陣内でセットプレイを得たボカは、フリーキックが相手キーパーのキャッチミスを誘って、こぼれ球をウェイガンが右足でゴールに沈めた。ボカのイレブンは喜び祝福したが、主審はVARと無線で連絡を取り始め、やがてオンフィールドレビューを実施。すると主審が映像確認をしている背後では、今年2月に現役を退いた元ブラジル代表GKビクトル氏がアトレチコのベンチから出てきてボカの選手を煽り、退場させられる一幕も。喧噪冷めやらぬ中、オンフィールドレビューを終えた主審は、ボカの選手が右肘ないし右ひざがわずかに出ていただけのオフサイドをとって、ウェイガンのゴールを取り消した。ボカのイレブンはもちろん、ベンチサイドではルッソ監督も険しい表情で抗議したが、ノーゴール判定が覆ることはなかった。

アトレチコ・ミネイロは72分にカウンターからベネズエラ代表FWジェフェルソン・サバリーノが右足でシュートに持ち込んだが、ボールはわずかに枠を捕らえられず。ボカは75分にパボンが右足でミドルシュートを放ったが、ボールは枠を捕らえられなかった。

2試合合計スコア 0-0 で迎えたPK戦。5人中3人が決めたアトレチコに対し、ボカは2人目（ビジャ）と3人目（ロロン）が連続してキーパーに止められると、4人目（イスキエルドス）はクロスバーの上へ蹴ってしまい万事休す。PK戦を制したアトレチコ・ミネイロの準々決勝進出が決まった。

コンメボル・リベルタドーレス 2021 決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg　（2021/07/20）
アトレチコ・ミネイロ （ブラジル）	0-0 PK 3-1	ボカ・ジュニオルス （アルゼンチン）
エベルソン	GK	アグスティン・ロッシ
マリアーノ ナタン・シウバ ジュニオール・アロンソ ドド （カレービ）	DF	マルセーロ・ウェイガン マルコス・ロホ カルロス・イスキエルドス ゴンサーロ・サンデス
アラン （イオハン） チェ・チェ （エドゥアルド・サッシャ） ジェフェルソン・サバリーノ （アラン・フランコ） イグナシオ・フェルナンデス マティアス・サラーチョ （ディラン・ボレーロ）	MF	レオナルド・ロロン ディエゴ・ゴンサーレス （ショルマン・カンプサーノ） クリスティアン・メディーナ （アーロン・モリーナス）
フゥキ	FW	クリスティアン・パボン ノルベルト・ブリアスコ （ニコラス・オルシーニ） セバスティアン・ビジャ
	ゴール
フゥキ　× イグナシオ・フェルナンデス　○ ジュニオール・アロンソ　○ イオハン　× エベルソン　○	PK	○　マルコス・ロホ ×　セバスティアン・ビジャ ×　レオナルド・ロロン ×　カルロス・イスキエルドス −
イグナシオ・フェルナンデス ナタン・シウバ フゥキ	イエロー カード	マルセーロ・ウェイガン ゴンサーロ・サンデス マルコス・ロホ
ビクトル	レッド カード
クッカ	監督	ミゲル・アンヘル・ルッソ
主審：　エステバン・オストヒッチ　（ウルグアイ） 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）