
- CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

決勝戦以外の公式戦で久々の観客動員 スタンドで観戦したファンは感染症対策を遵守して試合を楽しむ
7月21日にリベルタドーレスの公式戦が行われた首都ブラジリアのスタジアムで一般客の入場が許可される

▲ 21日の「フラメンゴ × デフェンサ・イ・フスティシア」では、首都ブラジリアのスタジアムにわずかながら一般客の入場が許可されて、人々は試合を楽しんだ(写真提供:AGIF)
リベルタドーレスは、2020年3月上旬に南米大陸で急拡大したCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、無観客試合が原則となっている。2021年1月30日にマラカナンで行われたリベルタドーレス決勝のみ観客動員が実現しただけで、それ以前もそれ以降も、コロナ禍ではすべての公式戦が無観客だった。
しかし、21日の試合が行われたブラジルの首都ブラジリアでは、GDF(ブラジリア連邦直轄区)との協議を経て、エスタジオ・マネ・ガヒンシャへの客入りが承認され、収容人数の約25%に相当する約18,000人のファンがスタンドから試合を観戦した。
当初の認可内容は、PCR検査での陰性が証明されている上で、ワクチン接種も済ませているファンのみの入場に限定するとのことだった。だが、7月16日になって内容が変わり、キックオフの48時間前にPCR検査で陰性結果が出たファンの入場も許可することになった。
ただ、誰も入場可能ではなく、妊娠中の女性と18歳未満の少年少女の入場は許可されず、かつすべての入場者には鼻まで覆うマスクの着用が義務づけられた。飛沫防止のため、客席でチャントを歌うことなども規制された。
それでも久々のサッカー観戦を楽しんだ観客の満足度は高かったようで、試合で活躍したミシャエウやビチーニョへはもちろん、精彩を欠き途中でベンチに退いたブラジル代表MFエベルトン・ヒベイロに向けても温かい拍手が贈られた。
南米では、CONMEBOL(南米サッカー連盟)が現在開催中のリベルタドーレスとスダメリカーナについて、順次スタジアムの一般開放を模索。各国の保健省と協議を重ねている最中で、スタンドにファンがいる光景が南米大陸に戻りつつあるようだ。
2021.07.23
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