- Seleção Brasileiraブラジル代表
チェルシー戦で起用したいゼニトからの不当な要求と圧力にCBFが激怒 ペナルティを求めてFIFAに提訴
クラウジーニョとマウコンが所属先のゼニト・サンクトペテルブルクからの圧力に屈して南米予選の直前にロシアへ戻る
▲ 所属先のゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)からの帰還命令を受けて南米予選を欠場せざるをえなくなったブラジル代表MFクラウジーニョ(写真提供:CBF)
該当の2選手は、クラウジーニョとマイコン。両選手が所属するゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)が、突如として南米各国に派遣した代表選手の即時帰還を要求する圧力をかけた。CBF(ブラジルサッカー連盟)に向けて発せられたゼニトの要求は複数回に及び、両選手はこの圧力に屈した形で南米予選の出場を断念する羽目になった。
ゼニトが前述の要求をした背景には、同クラブが14日にUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ初戦(チェルシー戦)を控えていて、クラウジーニョとマイコンをチェルシー戦で起用したいクラブが半ば強引に呼び戻すに至った。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響による帰国後の検疫と一定期間の隔離があることから、仮に9日の南米予選第10節を終えてからの帰国になると両選手は14日のチェルシー戦に出場不可能となる。それを避けるべく、ゼニトはCBFに圧力をかけた。
かくして、両選手はチッチ監督ならびにコーチのジュニーニョ・パウリスタ氏と話し合いを行った末に、ロシアへ戻ることを選んだ。
しかし、こうしたゼニトによる不当な要求と圧力に対して、CBFは不満を表明。「CBFは、国際的な規則に則り、ゼニトに適正な処罰が科されるようFIFA(国際サッカー連盟)に提訴する」としている。
ブラジル代表は、イングランドなど欧州数カ国からのレッドリスト国指定により当初招集する予定だった9選手をあきらめ、フゥキやミランダなどを招集して24人を揃えたところだった。だが、今回の事態を受けて22人で南米予選3連戦に臨むことになった。
2021.09.01
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