- Liga MX 2021 Aperturaメキシコ1部リーグ 2021 前期
キャプテンのヘディングシュートで先制したアトラスがPK戦を制して70年ぶり2度目のリーグ優勝
リーガ BBVA Bancomer MX (メキシコ1部リーグ) 2021 前期 決勝 2nd.Leg アトラス 1-0 (PK:4-3) レオン
▲ 表彰台でトロフィーを掲げるキャプテンのアルド・ロチャ(写真提供:Mexport)
試合前には国歌斉唱もあり、スタンドは超満員と華やかな雰囲気で始まった試合は、ホームのアトラスが27分にビッグチャンスを作った。ロングフィードによるカウンターでキーパーと1対1になったコロンビア代表FWジュリアン・キニョーネスがループシュートに及んだが、弧を描いたボールはポストを直撃。アトラスは後半の開始直後にもロングフィードから絶好機を演出したが、ジュリアン・キニョーネスが先にボールを触った直後にキーパーと交錯して転倒するも、主審がPKとジャッジしなかったことでスタンドから大きなどよめきが起こった。
アトラスは54分、右からのパスをペナルティエリアでジュリアン・キニョーネスがくさびになり、最後はアルド・ロチャがペナルティアークからゴールを狙ったが、右足のアウトサイドに掛けたミドルシュートはキーパーによって弾き出される。それでも55分、コーナーキックのクリアボールをジェレミ・マルケスが左足ボレーでゴール前に押し戻すと、バウンドしたボールに合わせたアルド・ロチャがヘディングで軌道を変えてゴールネットを揺らした。スタジアムは大歓声に包まれ、2試合合計スコアは 3-3 のイーブンになった。
勢いに乗るアトラスは、73分に速攻からディエゴ・バルボーサがペナルティエリアで右足を振り抜いたが、枠を捉えたシュートはキーパーに阻まれる。80分にはフリオ・フルチのスルーパスでペナルティエリアの右側に達したメキシコ代表MFイアン・トーレスが右足を振り抜いたが、今度はクロスバーを直撃。こぼれ球に反応したエドガル・サルディバルのヘディングシュートはゴールを割れず、さらに89分にはサルディバルが左足でシュートを打ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭い、アトラスは何度も逆転のチャンスを迎えるもものにできなかった。
延長戦でも互いにゴールは奪えず、PK戦に突入。2人目以外の4人が決めたアトラスに対し、レオンは2人目のメキシコ代表DFフェルナンド・ナバーロと5人目のメキシコ代表MFルイス・モンテスがキーパーに止められて決着。アトラスがアペルトゥーラ(前期)のタイトルを手にした。
アトラスのリーグ優勝は、1950-1951シーズン以来、70年ぶり2度目。
リーガ BBVA Bancomer MX (メキシコ1部リーグ) 2021 前期 決勝 2nd.Leg (2021/12/12) | ||
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アトラス | 1-0 PK 4-3 |
レオン |
カミーロ・バルガス | GK | ロドルフォ・コータ |
アンデルソン・サンタマリア (アニーバル・チャラー) ウーゴ・ネルボ ヘスス・アングーロ |
DF |
ホセ・ラミーレス ハイネ・バレイロ ラミーロ・ゴンサーレス (オスバルド・ロドリゲス) ウィリアン・テシージョ |
アルド・ロチャ イアン・トーレス (ブライアン・ガルニーカ) ジェレミ・マルケス (エドガル・サルディバル) ディエゴ・バルボーサ ルイス・レイェス (ガディ・アギーレ) |
MF |
ホセ・ロドリゲス (フェルナンド・ナバーロ) サンティアゴ・コロンバット (ルイス・モンテス) アンヘル・メナ オマール・フェルナンデス (エマヌエル・ジグリオッティ) ジャン・メネーセス (エリーアス・エルナンデス) |
ジュリアン・キニョーネス (クリストフェル・トレーホ) フリオ・フルチ |
FW |
ビクトル・ダビラ (サンティアゴ・オルメーニョ) |
アルド・ロチャ 55 | ゴール | |
ヘスス・アングーロ ○ アルド・ロチャ × エドガル・サルディバル ○ クリストフェル・トレーホ ○ フリオ・フルチ ○ |
PK |
○ エリーアス・エルナンデス × フェルナンド・ナバーロ ○ アンヘル・メナ ○ ウィリアン・テシージョ × ルイス・モンテス |
アルド・ロチャ ルイス・レイェス |
イエロー カード |
エマヌエル・ジグリオッティ |
レッド カード |
ジャン・メネーセス エマヌエル・ジグリオッティ |
|
ディエゴ・コッカ | 監督 | アリエル・オラン |
主審: マルコ・アントニオ・オルティス・ナバ 会場: エスタディオ・ハリスコ (グアダラハラ) |
2021.12.12
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