Torneo Grita México Clausura 2022メキシコ1部リーグ 2022 後期

5月14〜15日に行われたリーガMX（メキシコ1部リーグ）の後期準々決勝 2nd.Leg。首都シウダー・デ・メヒコで行われた「クルブ・アメリカ×プエブラ」は、クルブ・アメリカガ点の取り合いを制した。

1st.Leg は 1-1 で迎えた2戦目。クルブ・アメリカは4分にチリ代表MFディエゴ・バルデスが右足で直接フリーキックを放ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭う。27分には右からの間接フリーキックにディエゴ・バルデスが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドで取り消された。

パラグアイ代表GKアントニー・シルバの好守に手を焼いたクルブ・アメリカは、42分に先制。右サイドからレアル・マドリー・カスティージャ出身のスペイン人MFアルバロ・フィダルゴがクロスを上げると、メキシコ代表FWエンリ・マルティンがヘディングでゴールに叩き込んだ。

しかしプエブラは前半のうちに追いついた。アディショナルタイムにコーナーキックから左右に揺さぶったボールを、最後はイスラエル・レイェスがバイシクルシュートでゴールに沈めた。

後半、クルブ・アメリカは51分のコーナーキックでシュートをクロスバーに当ててしまうが、このときパラグアイ代表DFブルーノ・バルデスが相手に引き倒されていたことがVARのオンフィールドレビューで発覚したことで、PKを得た。ディエゴ・バルデスのPKはキーパーにコースを読まれたが、VARからの無線連絡を受けた主審はPKのやり直しを指示。GKアントニー・シルバの両足がPKの蹴られる前にゴールラインから離れていたためで、やり直しのPKはバルデスが今度は確実に決めて勝ち越しに成功した。

プエブラは72分に決定機を演出。途中出場のダニエル・アギラルが左足でロングシュートを放つと、キーパーが両手で弾いたセカンドボールにベネズエラ代表FWフェルナンド・アリステギエータが反応する。しかし、アリステギエータのシュートはメキシコ代表GKギジェルモ・オチョアが俊敏な反応で外に弾き出し、キーパーの好守に阻まれたプエブラはここで追いつけなかった。

するとピンチを脱したクルブ・アメリカは、直後の73分に3点目を奪取。相手のコーナーキックをキャッチしたオチョアがパントキックをせず自陣の中央をフリーで走るペルー代表MFペドロ・アキーノの足元へ転がすと、ドリブルでセンターサークルまで到着したアキーノは、戻りきっていない最終ラインの裏へスルーパスを出した。ボールをペナルティエリアまで運んだディエゴ・バルデスは、キーパーを引きつけて右のスペースへボールを流し、最後はメキシコ代表MFアレハンドロ・センデハスが無人のゴールへ左足で流し込んだ。

2点差にされたプエブラは終了間際にPKで1点を返したが、あと1点が遠く。クルブ・アメリカは準決勝で「チーバス・グアダラハラ vs アトラス」の勝者と対戦する。

リーガ BBVA Bancomer MX （メキシコ1部リーグ） 2022 後期　準々決勝 2nd.Leg　（2022/05/14）
クルブ・アメリカ	3-2	プエブラ
ギジェルモ・オチョア	GK	アントニー・シルバ
ホルヘ・サンチェス ブルーノ・バルデス セバスティアン・カセレス ルイス・フエンテス	DF	イスラエル・レイェス ファン・セゴビア  エマヌエル・グラルテ  マキシミリアーノ・アラウーホ  （ギジェルモ・マルティネス）
ペドロ・アキーノ アルバロ・フィダルゴ （ジョナタン・ドス・サントス） ディエゴ・バルデス （ファン・オテーロ） アレハンドロ・センデハス （ミゲル・ラユン）	MF	ハビエル・サラス パブロ・パラ  （ルーカス・マイア ） ディエゴ・デ・ブエン （ジョルディ・コルティーソ） フェデリコ・マンクエージョ  （ダニエル・アギラル） グスターボ・フェハレイス  （マルティン・バラガン）
ロヘル・マルティネス （ロマン・マルティネス） エンリ・マルティン （サルバドール・レイェス）	FW	フェルナンド・アリステギエータ
エンリ・マルティン　42 （PK）ディエゴ・バルデス　58 アレハンドロ・センデハス　73	ゴール	45+2　イスラエル・レイェス 90+7　フェルナンド・アリステギエータ （PK）
アレハンドロ・センデハス	イエロー カード	マキシミリアーノ・アラウーホ  ファン・セゴビア  アントニー・シルバ  ハビエル・サラス
フェルナンド・オルティス	監督	ニコラス・ラルカモン
主審：　フェルナンド・ゲレーロ・ラミーレス 会場：　エスタディオ・アステカ　（シウダー・デ・メヒコ）