CONMEBOL Sudamericana 2022コンメボル・スダメリカーナ 2022

9月7〜8日に行われたコンメボル・スダメリカーナの準決勝 2nd.Leg 。ブラジルのサンパウロで行われた「サンパウロ×アトレチコ・ゴイアニエンセ」は、2-0 でサンパウロが勝利。2試合合計スコアが同点でもつれ込んだPK戦も、サンパウロが制して10年ぶりの決勝進出を果たした。

1st.Leg を 1-3 で落としていて、2点差以上で勝たなければならないサンパウロは4分に先制。アリソンが右サイドからアーリークロスを上げて、ドゥドゥがクリアするもペナルティエリアでインターセプトしたルシアーノが左足でシュート。キーパーが弾くも、セカンドボールをパトリッキが右足でゴールに流し込んだ。

サンパウロは11分にルシアーノがペナルティエリア付近で左足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーが上に弾き出した。14分には左からのクロスをゴール前でトラップした元U-23アルゼンチン代表FWジョナタン・カレーリが左足でゴールに流し込み、スタンドは大歓声に包まれたが、VARチェックの結果、カレーリがトラップする直前にクラウスの胸を両手でプッシングしていたのがファウルとジャッジされたため、カレーリのゴールは取り消された。

サンパウロは25分にホドリーゴ・ネストルのクロスをカレーリがヘディングでゴールに流し込もうとしたが、わずかに枠を捉えられず。前半を終えて、ボール支配率は 60％：40％ でサンパウロ。シュート数は 12:2 （枠内シュートは 7:1）とサンパウロが圧倒した。

後半も主導権を握り続けたサンパウロは、47分、49分、51分、53分、54分と立て続けにフィニッシュに持ち込んだ。一方のアトレチコ・ゴイアニエンセは攻撃の要であるジョルジーニョが、55分に負傷退場するアクシデントに見舞われた。

サンパウロは62分に欲しかった2点目を取った。アリソンが右サイドからクロスを上げると、パトリッキが高く上げた左足のインサイドに当てて、ゴールネットを揺らした。これで2試合合計スコアは 3-3 のイーブンになった。

後半の終了までにもう1点取りたいサンパウロは攻勢を緩めなかったが、ジュリアーノ・ガロッポが何度か打った左足でのミドルシュートはいずれも枠を捉えられず。PK戦に突入した。

PK戦。サンパウロは3人目のルシアーノ以外の4人が決めたのに対し、アトレチコ・ゴイアニエンセは2人目のバラーリャスが浮かせてしまうと、4人目のレオ・ペレイラがポストに当ててしまい、クラブ史上初の決勝進出とはならなかった。

「インデペンディエンテ・デル・バージェ vs サンパウロ」となった決勝は、日本時間で10月2日の早朝にアルゼンチンのコルドバで行われる。

コンメボル・スダメリカーナ 2022 準決勝 2nd.Leg　（2022/09/08）
サンパウロ （ブラジル）	2-0 PK 4-2	アトレチコ・ゴイアニエンセ （ブラジル）
フェリッピ・アウベス	GK	ヘナン
イーゴル・ビニシウス ジエゴ レオ ヘイナウド	DF	ドゥドゥ （アイネル） ワンデルソン クラウス ジェフェルソン
ガブリエル・ネベス （パブロ・マイア） ホドリーゴ・ネストル （タリス） アリソン （ジュリアーノ・ガロッポ） パトリッキ （ファン）	MF	バラーリャス マルロン・フレイタス エジソン・フェルナンド （シャイロン） ジョルジーニョ （レオ・ペレイラ）
ルシアーノ ジョナタン・カレーリ	FW	ウェウリントン・ハト ディエゴ・チュリン  （ヒカルジーニョ）
パトリッキ　04 パトリッキ　62	ゴール
ヘイナウド　○ ジョナタン・カレーリ　○ ルシアーノ　× イーゴル・ビニシウス　○ ジュリアーノ・ガロッポ　○	PK	○　ウェウリントン・ハト ×　バラーリャス ○　シャイロン ×　レオ・ペレイラ −
	イエロー カード	ワンデルソン ジェフェルソン
ホジェーリオ・セニ	監督	エドゥアルド・バチスタ
主審：　ダリオ・エレーラ　（アルゼンチン ） 会場：　エスタジオ・ド・モルンビー　（サンパウロ ）