FIFA World Cup 2022FIFAワールドカップ 2022 カタール大会

アラスカエータの2ゴールで勝利を収めたウルグアイ　同時刻の試合で韓国も勝ったため総得点の差で敗退

FIFAワールドカップ 2022 カタール大会　グループステージ第3節　ガーナ　0-2　ウルグアイ

▲ 19分に相手のPKを止めたGKセルヒオ・ロチェ（中央）に駆け寄るロドリーゴ・ベンタンクールらウルグアイ代表イレブン（写真提供：Futbol.uy）

11月20日からカタールで開催中のFIFAワールドカップ。12月2日にアル＝ワクラで行われたグループステージの第3節「ガーナ vs ウルグアイ」は、ウルグアイが勝利。しかし同時刻開催の試合で韓国がポルトガルに逆転勝利を収めたため、ウルグアイは総得点の差で2位通過が叶わなかった。

ガーナは16分にジョーダン・アユーのミドルシュートをキーパーが弾くと、セカンドボールに反応したモハメド・クドゥスがキーパーと交錯して転倒。VARチェックの結果、キーパーのファウルとジャッジされたが、これで得たPKをアンドレ・アユーが止められてしまい、ガーナは先制のチャンスを逃した。

するとウルグアイは26分、右からのクロスをペナルティエリアでトラップしたルイス・スアーレスが右足を振り抜き、キーパーが弾くもこぼれ球をジョルジアン・デ・アラスカエータがヘディングでゴールに押し込み先制。続けてその6分後には、バルベルデ、ダルウィン・ヌーニェスとつないだボールをルイス・スアーレスが右足で左に捌くと、最後はアラスカエータが右足ボレーでゴールに流し込んで 2-0 とした。

▲ この試合で2ゴールを決めたジョルジアン・デ・アラスカエータ（右）（写真提供：Futbol.uy）

後半、2人を代えて臨んだガーナは攻め込む時間帯が増えたが、55分に訪れたロングフィードによるチャンスはカマルディーン・スレマナがキーパーと交錯するも、主審はPKを与えず。対するウルグアイは57分にダルウィン・ヌーニェスがペナルティエリアでダニエル・アマーティとの交錯で倒されたが、こちらはVARのオンフィールドレビューによりPKにはならないと判断された。

ウルグアイは65分に左サイドのスローインからショートパスをつないで崩すと、最後はファクンド・ペリストリが右足でシュート。しかしボールは枠を捉えられず、この直後にペリストリとルイス・スアーレスはベンチに下がった。70分にはバルベルデが右足でロングシュートを放ち、キーパーに弾き返されるも決定機を演出したウルグアイに対し、ガーナは71分に中央をドリブルで崩したモハメド・クドゥスがミドルシュートに持ち込み、浮かせてしまったが反撃に出た。

ガーナは79分にペナルティエリアへ流れたボールに反応したアントワーヌ・セメニョが左足を振り抜いたが、ボールはファーサイドへ流れてしまう。81分にはモハメド・クドゥスが左足でゴールを狙ったが、枠を捉えたボールはキーパーが指先で外へ掻き出した。

85分の時点で、韓国がポルトガルに逆転したことで、ウルグアイが勝ち上がるにはさらにもう1点が必要になった。ウルグアイは88分にエディンソン・カバーニが左からのクロスに頭で合わせたが、枠を捉えたボールはキーパーに弾き出された上にカバーニはオフサイド。92分にはカバーニがペナルティエリアで倒されたが、主審はPKを与えなかった。

▲ 韓国逆転の情報が入り、ベンチで泣き出しそうな表情を浮かべるルイス・スアーレス（中央）（写真提供：Futbol.uy）

ウルグアイは95分にマキシミリアーノ・ゴメスが右足でミドルシュートを打ったが、枠を捉えたボールはキーパーに押し出される。96分にはペナルティエリアの右側でカバーニがフリーでボールを受けたが、シュートでなくパスを選ぶもゴールには至らなかった。そして99分にはニコラス・デ・ラ・クルスが右足で直接フリーキックを放つも、枠を捉えたボールはキーパーに正面でキャッチされ、万事休す。

タイムアップの笛が鳴ると、ウルグアイの選手らは主審に詰め寄り、PK疑惑のシーンについて激しく抗議した。ウルグアイが決勝トーナメントに上がれなかったのは、2022年の日韓大会以来20年ぶり。

FIFAワールドカップ 2022 カタール大会　グループステージ第3節　（2022/12/02）
ガーナ	0-2	ウルグアイ
ローレンス・アティジギ	GK	セルヒオ・ロチェ
アリドゥ・セイドゥダニエル・アマーティモハメド・サリスアブドゥル・ラフマン・ババ	DF	ギジェルモ・バレーラホセ・マリア・ヒメーネスセバスティアン・コアーテスマティアス・オリベーラ
トーマス・パーティーサリス・アブドゥルサメド（ダニエル・コフィ・チェレ）イニャキ・ウィリアムズ（アントワーヌ・セメニョ）アンドレ・アユー（オスマン・ブカリ）ジョーダン・アユー（カマルディーン・スレマナ）	MF	ロドリーゴ・ベンタンクール（マティアス・ベシーノ）フェデリコ・バルベルデファクンド・ペリストリ（ニコラス・デ・ラ・クルス）ジョルジアン・デ・アラスカエータ（マキシミリアーノ・ゴメス）
モハメド・クドゥス（ファタウ・アイザーク）	FW	ルイス・スアーレス（エディンソン・カバーニ）ダルウィン・ヌーニェス（アグスティン・カノービオ）
	ゴール	26　ジョルジアン・デ・アラスカエータ 32　ジョルジアン・デ・アラスカエータ
56％	ボール支配率	44％
（枠内:2） 7	シュート	11 （枠内:4）
77.3％	パス成功率	76.8％
1	オフサイド	2
5	コーナーキック	2
カマルディーン・スレマナアリドゥ・セイドゥ	イエローカード	ダルウィン・ヌーニェスルイス・スアーレスセバスティアン・コアーテスエディンソン・カバーニホセ・マリア・ヒメーネス
	監督	ディエゴ・アロンソ
主審：　ダニエル・ジーベルト　（ドイツ）会場：　アル・ジャヌーブ・スタジアム　（アル＝ワクラ）