CONMEBOL Sudamericana 2023コンメボル・スダメリカーナ 2023

10月3〜4日に行われたコンメボル・スダメリカーナの準決勝 2nd.Leg。ブラジルのフォルタレーザで行われた「フォルタレーザ × コリンチャンス」は、“ピカチュウ”ことイアゴ・ピカシュウのゴールなどでフォルタレーザが勝利を収めた。

1st.Leg を 1-1 で終えて迎えた2戦目。フォルタレーザは3分にイアゴ・ピカシュウがペナルティエリアの手前で右足を振り抜くと、ボールはペナルティエリアでルーカス・ベリッシモの右腕に接触。フォルタレーザのイレブンはハンドとPKを主張したが、VARはベリッシモが右腕を上半身にくっつけていたことからハンドを認めなかった。

防戦を強いられていたコリンチャンスは19分に速攻から決定機を演出したが、ブラジル代表MFヘナット・アウグストのスルーパスでペナルティエリアに入ったイウリ・アウベルトのシュートは、枠を捉えていたがキーパーにブロックされた。対するフォルタレーザは何度かフィニッシュに持ち込むと、36分にはイアゴ・ピカシュウがペナルティエリアで右足を振り抜き、キーパーのファインセーブに遭ったがスタンドの期待感を高めていった。

均衡が破れたのは後半の立ち上がり。48分、左サイドからのロングスローでファン・マルティン・ルセーロが右足を振り抜き、相手に当たって高く上がったボールをチチが飛び上がって競ると、チチの頭頂部と背中に当たってこぼれたボールをイアゴ・ピカシュウが左足を滑らせながらもキープ。すぐに立ち上がってファービオ・サントスを振り切ったピカシュウは、ゴールエリアに達したところで右足でゴールネットに突き刺すシュートを決めて、スタンドの歓声を誘った。

続けて54分にはブルーノ・パシェーコのコーナーキックを相手に跳ね返されるも、左サイドのライン際で拾ったブルーノ・パシェーコが左足でクロスを供給。ファーサイドで待ち構えていたチンガがヘディングでゴールに叩き込んで、2-0 とフォルタレーザがリードを広げた。

創立105年目で初めてCONMEBOLの国際大会で決勝までたどり着いたフォルタレーザ。月末の決勝で、歴史に新たな1ページを刻むことはできるのか。

コンメボル・スダメリカーナ 2023　準決勝 2nd.Leg　（2023/10/03）
フォルタレーザ （ブラジル）	2-0	コリンチャンス （ブラジル）
ジョアン・ヒカルド	GK	カッシオ
チンガ エマヌエル・ベニーテス チチ ブルーノ・パシェーコ	DF	ファギネル （ブルーノ・メンデス ） ジウ ルーカス・ベリッシモ ファービオ・サントス （マテウス・ビドゥー）
カイオ・アレシャンドレ （ルーカス・サッシャ） ジョゼ・ウェリソン （ルーカス・クリスピン） トマス・ポチェッティーノ	MF	ガブリエウ・モスカルド （ウェズレイ） マイコン ヘナット・アウグスト
イアゴ・ピカシュウ ファン・マルティン・ルセーロ （チアゴ・ガリャルド） ギリェルミ	FW	アンヘル・ロメーロ  （ジュリアーノ） イウリ・アウベルト マティアス・ロハス
イアゴ・ピカシュウ　48 チンガ　54	ゴール
ジョゼ・ウェリソン トマス・ポチェッティーノ	イエロー カード
ファン・パブロ・ボイボーダ	監督	マノ・メネーゼス
主審：　アンドレス・ロハス　（コロンビア ） 会場：　エスタジオ・ド・カステロン　（フォルタレーザ ）