
- Primera División de Argentinaアルゼンチン1部リーグ

終了間際に勝ち越したニューウェルスが単独首位に浮上
アルゼンチン1部リーグ 2012-2013 後期 第11節 ニューウェルス・オールドボーイス 4-3 ラシン・クルブ

▲ 48分にチーム3点目のゴールを決めたパブロ・ペレス
開始早々攻勢に出たニューウェルスは左サイドの深い位置でマキシミリアーノ・ロドリゲスがファウルを受けると、それで得たフリーキックをミルトン・カッコが直接決めて先制した。
その後は一進一退の攻防が続いたが、点を奪えないラシンに対してニューウェルスは追加点を奪取。30分、左サイドからドリブルで中央へ切れ込んだトンソが3人を抜き去ってペナルティエリアに入ったところで4人目の足にひっかかって倒され、PKを獲得。これをイグナシオ・スコッコが決めて 2-0とした。
2失点を許したラシンは39分、高い位置でボールを奪おうとしたディエゴ・ビジャルがスライディングタックルに及んだところ、スパイクの裏でカスコの左膝を削ってしまい主審にレッドカードを出されてしまう。それでも前半の終了間際には、最終ラインからのロングボールが裏へ流れたところにルシアーノ・ビエットがループシュートを決めて、ラシンが前半のうちに1点を返した。
後半はシーソーゲームだった。後半開始直後の46分、右サイドで攻撃を組み立てたラシンは、ロドリーゴ・デ・ポールのパスをトラップしたルシアーノ・ビエットがゴールマウスのニアに沈めて同点に追いつく。
だがその2分後にニューウェルスは、カスコのアーリークロスにパブロ・ペレスが頭で合わせて即座に勝ち越した。主導権を相手に渡さないとするニューウェルスを執念が滲み出ていた。
ニューウェルスは49分にイバン・ピジューへのファウルで2枚目のイエローカードを提示されたカスコが退場処分となり、この試合は10対10となる。
すると61分にルシアーノ・ビエットがこの日2点目のゴールを決めた。左サイドをドリブルで上がったロドリーゴ・デ・ポールの折り返しをルシアーノ・ビエットが右足で合わせてハットトリックを達成。ビエット一人の活躍でラシンは必死に食い下がった。
この試合のクライマックスは後半アディショナルタイムに訪れた。91分が過ぎたとき、細かいパスでボールをつないだニューウェルスは、スコッコのパスをオフサイドギリギリでトラップしたマキシミリアーノ・ロドリゲスが右足でファーサイドネットにボールを沈めて勝ち越しに成功。これが決勝ゴールとなり、ニューウェルスが勝ち点3を獲得した。
同じ国内リーグとリベルタドーレスを“掛け持ち”しているチームでも、前者を手抜きしているボカとは対照的にニューウェルスからは真剣さが伝わってくる。
アルゼンチン1部リーグ 2012-2013 後期 第11節 (2013/04/28) | ||
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ニューウェルス・オールドボーイス | 4-3 | ラシン・クルブ |
ナウエル・グスマン | GK | セバスティアン・サハ |
ミルトン・カッコ マルコス・カセレス ガブリエル・エインセ サンティアゴ・ベルギーニ |
DF |
イバン・ピジュー (ハビエル・カンポラ) マティアス・カーイス フェルナンド・オルティス アンヘル・ガルシア (ブライアン・ルイ) |
ルーカス・ベルナルディ パウロ・クルサード (クリスティアン・ディアス) パブロ・ペレス (オラシオ・オルサン) |
MF |
マリオ・ボラッティ ディエゴ・ビジャル ブルーノ・スクリーニ ロドリーゴ・デ・ポール マウロ・カモラネーシ (アグスティン・ペジェティエーリ) |
マキシミリアーノ・ロドリゲス イグナシオ・スコッコ マルティン・トンソ (ディエゴ・マテオ) |
FW | ルシアーノ・ビエット |
ミルトン・カッコ 07 (PK) イグナシオ・スコッコ 32 パブロ・ペレス 48 マキシミリアーノ・ロドリゲス 92 |
ゴール |
44 ルシアーノ・ビエット 46 ルシアーノ・ビエット 61 ルシアーノ・ビエット |
マルコス・カセレス ミルトン・カッコ イグナシオ・スコッコ クリスティアン・ディアス |
イエロー カード |
ハビエル・カンポラ ロドリーゴ・デ・ポール |
ミルトン・カッコ | レッド カード |
ディエゴ・ビジャル |
ヘラルド・マルティーノ | 監督 | ルイス・スベルディア |
主審: ネストル・ピターナ 会場: エスタディオ・マルセーロ・ビエルサ (ロサリオ) |
2013.04.28
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