
- Superliga Argentinaスーペルリーガ・アルヘンティーナ 2017-2018

メデジンで涙の退団セレモニー アルマーニはアトレティコ・ナシオナルでの現役引退を約束
アトレティコ・ナシオナルで約8年活躍し愛された守護神フランコ・アルマーニの退団セレモニー

▲ スタンドを埋めたアトレティコ・ナシオナルのサポーターに向けて手を振るアルマーニ夫妻
31歳になるアルマーニは、ワールドカップに出たい願望もあって母国の名門リーベル・プレートのオファーを受諾した。本人にとっては前向きな移籍であるが、アタナシオ・ジラルドーのピッチでマイクを手にしたアルマーニは、長年自分を支えてくれたサポーターを前にすると、こみ上げる感情を抑えきれずに涙を流した。
「これまでの約8年間で私を支えてくれた愛と強さを、言葉で言い表すのは難しい。ここでお別れを告げるのはとても悲しいけれど、私には常に抱いていた夢があった。それはリーベル・プレートのようなビッグクラブで試合に出る夢。神はその道に私を乗せてくれたから、私はこれからその道を進むことを決めた」

▲ マイクを持った直後にあふれる涙をこらえきれないフランコ・アルマーニ(右)に奥さんが寄り添う場面
「アルゼンチン代表に入ってロシアに行きたい気持ちは強い。でも、ワールドカップのことを過剰に考えないようにしたい。リーベルで高いレベルを維持すれば、その先に結果がつながっているはずだから。リーベルで最善を尽くして、その先に代表招集とワールドカップ出場があれば何よりと考えている」
最後に、アルマーニは長年支えてくれたチームへの恩返しを約束した。
「私の望むことのために理解し、惜しみない協力をしてくれたチームとサポーターに心から感謝している。私はアトレティコ・ナシオナルで現役を引退することをみんなに約束する。私と妻は、私にいろいろなことを与えてくれたメデジンに住み続けたいと思っている。メデジンはとても素敵な街で、ここを離れることはとても寂しいんだ。私はアルゼンチン人だが、半分くらいコロンビア人になっているような自覚さえある。このスタジアムで感じた素晴らしい時間を忘れることはないし、たくさんの喜びやタイトルも永遠にみんなとともに共有し続けるよ。ありがとう」
涙をぬぐいながらアトレティコ・ナシオナルのサポーターに別れを告げたアルマーニは、いつかまた帰ってくることを誓ってメデジンを去った。
◆ フランコ・アルマーニ
本名:フランコ・ダニエル・アレハンドロ・アルマーニ
1986年10月16日生まれ(31歳)
出身:アルゼンチン(サンタフェ州カシルダ)
身長:189cm
ポジション:ゴールキーパー
2007年にブエノスアイレスのクラブチームでデビューすると、2010年からはコロンビアの名門アトレティコ・ナシオナルで8年間活躍。2016年にはリベルタドーレス優勝の立役者の一人にもなった。読みの鋭さとセーブ力に定評がある。
2018.01.05
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