- Selección Nacional de Argentinaアルゼンチン代表
ベロン会長のコパ・アメリカ予想 「アルゼンチンにとっては難しい大会になるだろう」
エストゥディアンテスのファン・セバスティアン・ベロン会長が今のアルゼンチン代表を分析
▲ パナマで行われている国際サッカーフォーラムに登壇者として訪問しているエストゥディアンテスのファン・セバスティアン・ベロン会長
国際サッカーフォーラムに登壇者として出展すべくパナマに滞在しているベロン会長は、今のアルゼンチン代表とコパ・アメリカの展望について持論を展開した。
「南米各国を二分するなら、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビア、チリが上位5カ国であるのは明らかだ。それぞれの代表に選ばれている選手を見れば、強い国ほど欧州のハイレベルなリーグで活躍している選手が多いことが容易にわかる。これは南米の国の強さを示す“わかりやすい”物差しだ」
「ただ、アルゼンチン代表は今年のコパ・アメリカで好成績を残せるかといえば、難しいだろう。スカローニ監督による新しい体制で、チームの成熟度もまだまだだけに。ただ、どんな結果に終わろうとも、とくに若い選手にとっては大きな経験になるし、レベルアップのきっかけにもなるのは間違いない。コパ・アメリカに参加する選手、とくに若手が多くのことを学び、さらなる成長を遂げてくれることを楽しみにしている」
ベロン会長の考えるコパ・アメリカ優勝候補に、アルゼンチン代表は入っていないようだ。
◆ ファン・セバスティアン・ベロン
- 生年月日:
- 1975年3月9日生まれ(44歳)
- 出身:
- アルゼンチン(ラ・プラタ)
- 身長:
- 186cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
かつては自転車泥棒などを繰り返す不良少年であったが、改心してサッカーの道へ。地元の名門エストゥディアンテスの下部組織出身で、1994年に19歳でトップチームに昇格し、翌1995年から結果を出していった。1996年にボカ・ジュニオルスへ移籍すると、当時チームメイトだったマラドーナ、カニーヒア、キリ・ゴンサーレスらとともに活躍して、アルゼンチン代表にも招集されるようになった。同年にサンプドリア(イタリア)へ移籍すると、以降パルマ、ラツィオ(いずれもイタリア)とステップアップしてチームの中盤を支えた。2001年にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)へ移籍したが、その後移籍したチェルシーを含めてイングランドでは思うような結果を残せず、2004年にレンタル移籍したインテル(イタリア)でのほうが活躍できた。2006年に期限付きで古巣エストゥディアンテスに復帰したのが契機となり、翌2007年にはエストゥディアンテスへ完全移籍。以降は母国で選手生活を送り、2012年4月に一度現役を引退したが、その後現役復帰を果たし、2014年5月に二度目の現役引退を表明した。元アルゼンチン代表で、現在はエストゥディアンテスの会長。愛称は「ラ・ブルヒータ(スペイン語で「小さな魔法使い」)」
2019.05.25
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