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セレソンOBがパウメイラスのポルトガル人監督を批判 「他の誰かのせいにするな。監督の責任だ」
パウメイラスの準決勝敗退を受けて元ブラジル代表MFゼ・エリーアス氏が呈した苦言

▲ リベルタドーレスの試合後に放送された番組に出演した45歳の元ブラジル代表MFゼ・エリーアス氏はパウメイラスのアベル・フェレイラ監督を公然と批判(写真提供:SporTV)
現役時代にインテル(イタリア)やオリンピアコス(ギリシャ)などで活躍した45歳のゼ・エリーアス氏は、パウメイラスのポルトガル人監督を「弟子」に、アトレチコ・パラナエンセを決勝に導いた元ブラジル代表監督(フェリポン)を「師匠」に例えて、「弟子は、今度は師匠に勝てなかった」という独自の表現で語り始めた。
「アベルよ。君は(2nd.Legで)数的不利の状況でも一度は 2-0 とリードしていた。あの状況からなぜ2点も許したのか? それは私がアベルに問いたいことであり、彼が公に説明すべきことだ」
「(1st.Legで数的有利を得た68分以降に)アベルがどこに控え選手を投入しなければならないかは、明白だった。退場したウーゴ・モウラの穴を突けるポジション。パウメイラスにとっての二列目だ。ところが彼は、サイドの選手を投入した。サイドからのクロスは、ことごとく相手のセンターバックによってクリアされ、パウメイラスは初戦を落としたのだ」
ゼ・エリーアス氏は、準々決勝 2nd.Leg のアトレチコ・ミネイロ戦にも言及。アベル・フェレイラ監督の采配に疑問を投げかけた。
「アトレチコ・ミネイロ戦で2人が退場した理由を説明しなければならない。グスターボ・スカルパはアクシデントだったからさておき、ダニーロのファウルは?(ダニーロは不要に足を伸ばしてスパイクの裏で、マティアス・サラーチョの軸足をへし折りそうな蹴りを見舞った) 我々は、パウメイラスが決勝に進めなかった原因は、フィールド外の要因にあるとみている」
「アトレチコ・ミネイロに競り勝った直後に、アベルは敵将(クッカ監督)に対し『屋内でプレイしたほうがいい』などと言った。今度はフェリポンからアベルに電話があるだろう。『あなたのチームに勝つ方法を教えてくれてありがとう』とね」
「敗因をあれこれと審判のせいにしてはならない。そうした発言は、審判がパウメイラスに危害を加えた印象を与えてしまうからだ。いまや、主審のせいだとする言い訳を探すだけ無駄だ。後半の立ち上がりに 2-0 としてからの2失点は、許容されない。ホームであの試合運びは許されない。他の誰かのせいにするな。監督が責任を負うのだ」
アベル・フェレイラ監督より2歳年上の“先輩”の苦言は、本人の耳に届いているか。
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2022.09.13
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