
- CONMEBOL Libertadores 2022コンメボル・リベルタドーレス 2022

3連覇の夢を絶たれた原因は誰にある? 16歳の新星エンドリッキを起用しなかった監督への批判噴出
リベルタドーレス3連覇の夢が潰えたパウメイラスのアベル・フェレイラ監督のまつわるエトセトラ

▲ パウメイラスを率いてリベルタドーレス3連覇を目指したポルトガル人のアベル・フェレイラ監督(写真提供:Lance!)
◇ ◇ 監督の方針に否定的なサポーターが「頑固」と批判 ◇ ◇
試合前の報道では、アベル・フェレイラ監督は出場停止中の21歳MFダニーロの代役として、25歳のコロンビア代表MFエドゥアール・アトゥエスタをスタメン起用するのではとの憶測が流れた。するとパウメイレンセ(パウメイラスのサポーター)の間では、この起用法に否定的な意見が多かった。(結局、同監督はガブリエウ・メニーノをスタメン起用して、アトゥエスタは途中出場で起用した)
パウメイレンセの多くは、16歳の新星FWエンドリッキをリベルタドーレスの準決勝で観たがっていた。首都ブラジリア出身の16歳で、近年はユースでの活躍が注目を浴びており、「16歳でもトップチームでどんどん起用すべき」と主張する声も少なくない。しかし、アベル・フェレイラ監督は6日のリベルタドーレスで16歳のエンドリッキをベンチ入りもさせなかった。こうした決定、そして準決勝での敗退が決まるや否や、一部のサポーターは「頑固」と同監督を非難した。
◇ ◇ 準決勝敗退を受けてポルトガル人監督が向けた批判の矛先 ◇ ◇
アベル・フェレイラ監督は、パウメイラスがベスト4で大会を去ることになった原因を主審だと断罪した。6日の試合でも主審の判定基準が曖昧だと述べて、「我々は“第三者”の過失が原因で決勝に進めなかった。本来は敗退に値しなかった」と不満をあらわにした。前半のアディショナルタイムにムリーロへのレッドカードが出された場面などにも言及したコメントとみられる。
しかし、同監督のこうした主張に対しては、内外から批判の声も挙がっている。
◆ アベル・フェレイラ
- 本名:
- アベル・フェルナンド・モレイラ・フェレイラ
- 生年月日:
- 1978年12月22日生まれ()
- 出身:
- ポルトガル(ペナフィエル)
- 身長:
- 178cm
- ポジション:
- 右サイドバック(現役時代)
1997年に18歳で地元ペナフィエルの下部組織からトップチームに昇格し、2000年にはビトーリア・デ・ギマリャエスに移籍。2004年にはブラガに移り、2006年からは名門スポルティングに移籍した。現役時代にポルトガル代表のキャリアはない。2011年に32歳で現役引退し、2013年からスポルティングのBチームで監督業を始めた。古巣ブラガでもBチームを指揮すると、2015年には始めてブラガでトップチームを率いた。2019年にはPAOK(ギリシャ)でも監督を務め、2020年10月にパウメイラス(ブラジル)がバンデルレイ・ルシェンブルゴ監督を解任後に出したオファーを受け入れ、同年のコパ・ド・ブラジウとリベルタドーレスの二冠を達成した。
2022.09.07
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- リベルタドーレス開幕! パナマ代表FWトマス・ロドリゲスのゴールなどでモナガスが先勝コンメボル・リベルタドーレス 2025
- リベルタドーレス、スダメリカーナともに1回戦の対戦カードが決定 ボカは2回線から南米王者を目指すコンメボル・リベルタドーレス 2025
- 本田圭佑の古巣ボタフォゴが一発勝負を制し創立121年目で初の南米王者に クラブワールドカップにも参戦コンメボル・リベルタドーレス 2024
- ペニャロールは健闘するも5点差を帳消しにはできず… 本田圭佑の古巣ボタフォゴが決勝進出コンメボル・リベルタドーレス 2024
- 幼なじみの急逝にショックを隠せないニコラス・デ・ラ・クルス 試合前の黙祷後には故人を思い涙コンメボル・リベルタドーレス 2024
- サンパウロ戦で不整脈を起こしたナシオナル・モンテビデオの選手は回復叶わず 5日後に死去コンメボル・リベルタドーレス 2024
- ディ・マリアがリベルタドーレス優勝への思いを告白 CONMEBOLは歓迎する異例のコメントコンメボル・リベルタドーレス 2024