
- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

アレックス・テレスの先制弾が決勝点 グレミオが2位争いを制す
ブラジル全国選手権 第26節 ボタフォゴ 0-1 グレミオ

▲ 38分にこの試合唯一のゴールを決めたアレックス・テレス(中央)
ボタフォゴは立ち上がりからピッチを広く使った攻撃を展開。グレミオはコーナーキックなどセットプレイで決定機を演出した。試合はまず30分に動く。右に開いたクレーベルがゴール前にクロスを上げようとボールを蹴ったが、振り抜いた右足が高く上がってドリアの上半身を直撃。ドリアがピッチに倒れ込むと、主審はクレーベルにレッドカードを突きつけた。この判定を不服としたグレミオの選手は主審に詰め寄って猛抗議する一方、倒れていたドリアはレッドカードを確認すると何事もなかったかのように軽やかに立ち上がり、その場を去っていった。一部始終を見つめていたヘナット・ガウーショ監督は苛立ちをあらわにした。
それでもゴールを奪ったのは一人少ないグレミオだった。38分、バルコスがヘディングで左サイドのスペースに流したボールをクリスティアン・リベーロスが追いかけ、ゴールライン際でトラップ。右足に持ち替えたボールを後方に折り返すと、オーバーラップしたアレックス・テレスが左足を振り抜いてファーサイドのゴールネットにシュートを突き刺した。
後半はボタフォゴが決定機の数で上回るも、ジーダの牙城を崩せずタイムアップ。2位争いを制したグレミオが勝ち点を伸ばして、3位ボタフォゴとの勝ち点差を5に開いた。
試合後、敗れたボタフォゴのクラレンス・セードルフは「私はブーイングに慣れてない。ブーイングは罪だと思う。なぜならチームに悪影響を及ぼしてしまうから」とコメント。一方勝って2位を堅守したグレミオのウェルレイは「今日の勝利は大きいね。あとは(首位の)クルゼイロがつまづいてくれるのを待つだけ」と述べた。
ブラジル全国選手権 2013 第26節 (2013/10/05) | ||
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ボタフォゴ | 0-1 | グレミオ |
ジェフェルソン | GK | ジーダ |
ジウベルト ダンクレール ドリア ジュリオ・セーザル |
DF |
ウェルレイ ホドウフォ ブレッサン |
ヘナット マルセーロ・マットス (ジェフェルソン・パウリスタ) ニコラス・ロデイロ (ブルーノ・メンデス) クラレンス・セードルフ |
MF |
ハミーロ (アドリアーノ) ソウザ パラ アレックス・テレス クリスティアン・リベーロス (ウェンデウ) |
ハファエウ・マルケス エンリーキ (サッサー) |
FW |
クレーベル エルナン・バルコス (ルーカス・コエーリョ) |
ゴール | 38 アレックス・テレス | |
ニコラス・ロデイロ ドリア エンリーキ ジウベルト |
イエロー カード |
クレーベル ハミーロ ブレッサン |
レッド カード |
クレーベル | |
オズワウド・ジ・オリベイラ | 監督 | ヘナット・ガウーショ |
主審: ウィウトン・ペレイラ・サンパイオ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2013.10.05
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