- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部
セードルフが涙 4位に入ったボタフォゴがリベルタドーレス出場権獲得
ブラジル全国選手権 第38節 ボタフォゴ 3-0 クリシウーマ
▲ 9分に先制のゴールを決めたロデイロを囲って喜びを分かち合うボタフォゴのイレブン
試合は総合力で上回るボタフォゴが主導権を掌握。開始から前がかりに攻めると、9分に先制。ウルグアイ代表ロデイロのフリーキックが相手選手の足に当たってゴールマウスに吸い込まれ、ゴールネットを揺らした。
ボタフォゴの1点リードで折り返した後半、クリシウーマは51分にカウンターを阻もうとしたジョアン・ビットルがロデイロへのチャージで一発レッドを喰らい、数的不利に陥った。こうなればボタフォゴが試合を支配したのも至極当然であろう。
▲ 67分に追加点のゴールを決めたエリーアスは両手を広げたパフォーマンスを披露
この試合で最後のゴールを決めた元オランダ代表クラレンス・セードルフは89分に交代。スタンドに詰めかけたボタフォゲンセの惜しみない拍手を浴びながらピッチを去ったセードルフは、オズワウド・ジ・オリベイラの抱擁を受けて表情を崩した。タイムアップの笛が鳴る前にセードルフを下げた理由について、試合後に問われたオズワウド・ジ・オリベイラ監督は、次のように断言してセードルフを労った。
▲ スタンドからの拍手喝采に目を潤ませてピッチを去るクラレンス・セードルフ(右)を労うオズワウド・ジ・オリベイラ監督
鹿島アントラーズをJリーグ史上初の3連覇に導いた名将オズワウド・ジ・オリベイラ監督と、アムステルダムのアヤックス・アカデミーが生んだ最高傑作との呼び声高い元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ。この2人が引っ張るボタフォゴを、来年はリベルタドーレスの舞台で存分に楽しみたい。
ブラジル全国選手権 2013 第38節 (2013/12/08) | ||
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ボタフォゴ | 3-0 | クリシウーマ |
ジェフェルソン | GK | ガラット |
エジウソン・メンデス ボリーバ ドリア ジュリオ・セーザル |
DF |
スエリトン エウェルトン・パスコア マテウス・フェーハス マルロン |
ガブリエウ ヘナット ニコラス・ロデイロ クラレンス・セードルフ (ユリ) |
MF |
ブルーノ・ヘナン セルジーニョ (ルイジーニョ・メウロ) ジョアン・ビットル ヒカルジーニョ (レアンドロ・ブラジリア) |
ハファエウ・マルケス (リーマ) エリーアス (ブルーノ・メンデス) |
FW |
リンス ウェウリントン・パウリスタ (ドウグラス) |
ニコラス・ロデイロ 09 エリーアス 67 クラレンス・セードルフ 87 |
ゴール | |
ハファエウ・マルケス | イエロー カード |
エウェルトン・パスコア セルジーニョ |
レッド カード |
ジョアン・ビットル | |
オズワウド・ジ・オリベイラ | 監督 | アルジェウ・フックス |
主審: パウロ・セーザル・ジ・オリベイラ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2013.12.08
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