Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ

マルキーニョス・ガブリエウだけでは飽き足らない。リベルタドーレス優勝を目指すコリンチャンスに、元アルゼンチン代表MFヘスス・ダトロ獲得の噂が浮上した。果たして、“左足のスペシャリスト”はアトレチコ・ミネイロを離れてコリンチャンスへ移籍するのか。

かつてアルゼンチン代表にも招集されたことのあるヘスス・ダトロは、2009年からの約3年間は欧州を渡り歩いたが、2011年からは隣国のブラジルで活躍中。利き足の左足に固執するプレイスタイルには賛否両論あるが、31歳の現在でもハマったときの活躍ぶりには目を見張るものがある。

攻撃的な中盤の底上げを希望するチッチ監督などはダトロの加入に歓迎ムードだが、コリンチャンスのフロントは同選手の加入に対して懐疑的な見解を示しているという。ダトロはブラジル国内で期待以上の結果を出しているが、それがコリンチャンスには響いていないのか。

チッチ監督は、ダトロの加入によって攻撃的MFの競争率を高めたい狙いもあって獲得を望んでいるという。事実、ウィリアンはレギュラーにあるもののチッチの戦術に適応できず苦しんでいて、期待の若手であるホドリギーニョは右太ももの負傷で試合に出られない状況にある。

好成績を残すチームとは裏腹に、由々しき台所事情のコリンチャンス。マルキーニョス・ガブリエウだけでは足りないのが事実ならば、ヘスス・ダトロが加入すれば大きな戦力補強となるが…？