- Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ
フリーになったパトに移籍報道が再燃 古巣サンパウロは首脳陣とクッカ監督が協議に入る
アレシャンドレ・パトに関するサンパウロの動向
▲ 中国でスタンドから観戦するアレシャンドレ・パト(右)と恋人のヘベッカ・アブラバネウさん(左)
ブラジルのスポーツ放送局「SporTV」のアンドレ・エルナン記者が取材で得た内容によれば、サンパウロのフロントがアレシャンドレ・パトの獲得について、クッカ氏と協議に入ったという。クッカ氏はサンパウロの監督に内定しているが、心臓に関する治療を理由にカンピオナート・パウリスタが終了してから指揮を執ることになっている。
当初、サンパウロはパトの獲得を模索していたが、同選手の高額な給料を理由として「獲得は非現実的」との見解を示していた。だが、パトが無所属になったのを受けて気が変わったらしく、レコ会長もパトの獲得について前向きになっているという。
アンドレ・エルナン記者は、テレビ番組にて次のように説明した。
「まずパトは高く評価されていて、サポーターからも愛されている。そしてパト自身はサンパウロのフロントと良好な関係にあり、サンパウロを“好きなクラブ”と公言している。首脳陣とクッカ監督が進めている議論は、パトの獲得にあたって他の選手の放出がないようにする調整のようだ。駆け引きなどはなく、経済的な折り合いがつけばオファーを出すだろう」
2015年以来、3年ぶりの古巣復帰はあるのか。
◆ アレシャンドレ・パト
- 本名:
- アレシャンドレ・ホドリゲス・ダ・シウバ
- 生年月日:
- 1989年9月2日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(パラナー州パト・ブランコ)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- フォワード
4歳で始めたフットサルで技術を磨き、12歳で入団したインテルナシオナウの下部組織でも異彩を放ち、16歳ではカンピオナート・ガウーショ U-20 で得点王に輝いた。2006年に17歳でトップチームに昇格すると、同年のFIFAクラブワールドカップでは肩でリフティングするドリブルでその存在を世界中に知らしめた。2007年8月にミラン(イタリア)へ渡ると、ゴールを量産する活躍を数年みせていたが、2010年に起こした肉離れを境に負傷癖がついてしまい、出場機会が激減。そして2013年に母国での再起を図り、コリンチャンスへ完全移籍した。翌2014年にサンパウロへレンタル移籍すると、コリンチャンス時代以上の活躍を披露。1年半でチェルシー(イングランド)へ移籍したが、サンパウリーノ(サンパウロのサポーター)のハートをわしづかみにした。その後ビジャレアル(スペイン)を経て、2017年からは天津権建(中国)へ移籍して、2019年3月に古巣サンパウロと4年契約で戻ってきたが、2020年8月19日付でサンパウロとの契約を解除した。2021〜2022年はオーランド・シティ(U.S.A.)に加入し、2022年11月14日に退団を発表していた。ブラジル代表。
2019.03.18
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