Copa América 2019コパ・アメリカ 2019

6月14日からブラジルで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。20日にリオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われたグループCの第2節「ウルグアイ vs 日本」は、ウルグアイが二度追いついて勝ち点1を分け合う結果になった。

ウルグアイは開始1分にセンターサークルからクロスバーをかすめる超ロングシュートを打つと、日本は3分に三好の折り返しを岡崎が右足で合わせてサイドネットを揺らすシュートを打った。9分にはカウンターで左サイドを上がった安部のラストパスに岡崎が頭で合わせたが、ボールはわずかに枠を逸れた。ウルグアイはカウンターで右サイドを上がったカバーニのクロスにスアーレスが頭で合わせたが、シュートはキーパーが正面でキャッチした。

先制したのは日本。24分、自陣から柴崎が相手陣内の右サイドをフリーで上がった三好に向けてロングパスを出すと、トラップして上がった三好はドリブルでペナルティエリアに入り、角度のないところから右足でシュートを決めた。

先制されたウルグアイは、25分にディエゴ・ラクサールがハムストリングスを痛めると、その2分後にはルーカス・トレイラがふくらはぎを痛めてしまう。ラクサールは負傷交代となるが、ウルグアイは28分にペナルティエリアでシュートモーションに入ったカバーニの右足が植田のスパイクの裏に当たり、カバーニは右足を押さえてうずくまった。すると、この場面をVARシステムによる映像で確認した主審はウルグアイにPKを与え、このPKをスアーレスが決めて同点とした。

追いついたウルグアイは、35分にカバーニが左足でクロスバーを直撃するミドルシュートを披露。カバーニは38分にもボレーシュートを打つと、直後のコーナーキックではスアーレスが左足で枠内シュートを打つなど、ウルグアイは明確に決定機を増やしていった。

後半、日本は開始早々に中島翔哉がペナルティエリア付近でマルセイユルーレットを仕掛けて倒されたが、主審はスルー。対するウルグアイは48分、49分に日本ゴールを脅かすと、54分にはカバーニがキーパーと1対1になったものの、シュートは寄せに来たキーパーによってシュートコースを消された。するとピンチを脱した日本は、58分に左サイドでボールをつないで杉岡がクロスを上げると、キーパーが弾いたところに三好が詰めて再び勝ち越しに成功した。

ウルグアイは61分にスアーレスがペナルティエリアの外から右足でゴールを狙ったが、シュートはキーパーが両手で外に弾き出す。それでも65分にコーナーキックでニアサイドに飛び込んだホセ・マリア・ヒメーネスがヘディングでファーサイドのゴールネットを揺らして、ウルグアイが再び追いついた。

逆転を目指すウルグアイは、68分にマルティン・カセレスが右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられず。79分にはカセレスの迂路酢にスアーレスが頭で合わせたが、ボールはクロスバーを直撃して日本はピンチを脱した。

終盤はウルグアイがボールを支配して攻める時間を増やし、94分にはスアーレスが右足を振り抜いたがシュートは枠に飛ばず。同点で終了し、日本にとっては準々決勝進出に望みをつなぐ引き分けとなった。ウルグアイは、グループ首位通過を懸けて次のチリ戦に臨むこととなった。

コパ・アメリカ 2019　グループC 第2節　（2019/06/20）
ウルグアイ	2-2	日本
フェルナンド・ムスレーラ	GK	川島 永嗣
マルティン・カセレス ホセ・マリア・ヒメーネス ディエゴ・ゴディン ディエゴ・ラクサール （ジオバンニ・ゴンサーレス）	DF	岩田 智輝 （立田 悠悟） 植田 直通 冨安 健洋 板倉 滉 杉岡 大暉
ルーカス・トレイラ ロドリーゴ・ベンタンクール ナイタン・ナンデス （ジョルジアン・デ・アラスカエータ） ニコラス・ロデイロ （フェデリコ・バルベルデ）	MF	柴崎 岳 三好 康児 （久保 建英） 安部 裕葵 （上田 綺世） 中島 翔哉
ルイス・スアーレス エディンソン・カバーニ	FW	岡崎 慎司
（PK）　ルイス・スアーレス　31 ホセ・マリア・ヒメーネス　65	ゴール	24　三好 康児 58　三好 康児
	イエロー カード	植田 直通 中島 翔哉
オスカル・ワシントン・タバーレス	監督	森保 一
主審：　アンドレス・ホセ・ロハス・ノゲーラ　（コロンビア） 会場：　アレーナ・ド・グレミオ　（ポルト・アレグレ）