Copa América 2019コパ・アメリカ 2019

6月14日からブラジルで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。23日にバイーア州の州都サウバドールで行われたグループBの第3節「コロンビア vs パラグアイ」は、コロンビアが接戦を制した。

すでにグループBの首位通過を決めているコロンビアは、ハメス・ロドリゲスやドゥバン・サパタらを温存して、カタール戦からはスタメンを10人入れ替えた。一方、準々決勝進出のためにも勝ち点3が欲しいパラグアイは、この日は1トップで試合に臨んだ。

立ち上がりにはデルリス・ゴンサーレスのシュートでパラグアイがチャンスメイクしたが、徐々にボール支配率を高めていったコロンビアは30分に先制。ファルカオが高い位置でボールを奪って右サイドをオーバーラップしたサンティアゴ・アリアスにスルーパスを出すと、ドリブルで仕掛けたアリアスはペナルティエリアにいたグスターボ・クエージャルにパス。ドリブルでシュートコースを作ったクエージャルは、キーパーの股間を抜くシュートを右足で決めてコロンビアに先制点をもたらした。

後半の開始からセシーリオ・ドミンゲスを投入したパラグアイに対し、コロンビアは温存していたハメス・ロドリゲスを58分に投入すると、コロンビアは59分にいきなりゴール前で決定機を演出。ハメス・ロドリゲスは60分にもシュートを打って、コロンビアの攻撃に厚みを加えた。

一方、試合の流れを変えられないパラグアイは、62分にファン・マヌエル・イトゥルベを投入して、さらに攻撃的なメンバー構成に変更。同時刻開催の試合でアルゼンチンがリードしているため、勝てなければ3位に転落してしまうパラグアイは勝利への姿勢をより明確にした。

コロンビアは68分、ハメス・ロドリゲスが左足のアウトサイドキックでクロスを上げると、ファーサイドでフリーになっていたルイス・ディアスが太ももでトラップしたボールを右足で整え、右足ボレーでゴールネットに突き刺した。ところが、VARと無線で連絡をとった主審はオンフィールドレビューを行い、ルイス・ディアスのゴールを取り消した。同選手が太ももでトラップして浮いたボールが、右腕に当たっていたとのジャッジであった。

パラグアイは終盤にかけて攻め込み、同点を目指したが、最後までコロンビアの堅い守備を崩しきれずタイムアップ。3連勝を果たしたコロンビアに対し、敗れたパラグアイはグループBの3位に転落。パラグアイが準々決勝に進める条件は、翌日の試合で「日本 vs エクアドル」が引き分けになった場合のみとなる。

コパ・アメリカ 2019　グループB 第3節　（2019/06/23）
コロンビア	1-0	パラグアイ
アルバロ・モンテーロ	GK	ガティート・フェルナンデス
サンティアゴ・アリアス クリスティアン・サパタ ジョン・ハネル・ルクミ クリスティアン・ボルハ	DF	イバン・ピリス グスターボ・ゴメス ジュニオール・アロンソ サンティアゴ・アルサメンディア
グスターボ・クエージャル ジェフェルソン・レルマ エドウィン・カルドーナ （ウィルマール・バリオス）	MF	リチャール・サンチェス ロドリーゴ・ロハス （ファン・マヌエル・イトゥルベ） デルリス・ゴンサーレス （オスカル・ロメーロ） マティアス・ロハス （セシーリオ・ドミンゲス） ミゲル・アルミロン
ルイス・ディアス ラダメル・ファルカオ・ガルシア （ドゥバン・サパタ） ファン・ギジェルモ・グアドラード （ハメス・ロドリゲス）	FW	オスカル・カルドーソ
グスターボ・クエージャル　30	ゴール
クリスティアン・ボルハ ジョン・ハネル・ルクミ	イエロー カード	サンティアゴ・アルサメンディア
カルロス・ケイロス	監督	エドゥアルド・ベリッソ
主審：　ビクトル・カリージョ　（ペルー） 会場：　アレーナ・フォンチ・ノーバ　（サウバドール）