- Campeonato Cearenseカンピオナート・セアレンセ
フォルタレーザが3〜4月分の給与削減へ 5月分以降の対応はパンデミックの状況次第に
フォルタレーザのマルセーロ・パス会長が中断による財政状況の悪化と経費削減について説明
▲ 記者会見で選手の給与削減について説明するフォルタレーザのマルセーロ・パス会長
フォルタレーザはホジェーリオ・セニ監督率いるセアラー州の名門で、ライバルは同じフォルタレーザをホームとするセアラー。今季は3月15日まで公式戦を行っていたが、現在はCOVID-19の感染拡大防止のため中断している。
記者会見で Gazeta Esportiva (ガゼッタ・エスポルチーバ)の質問に応じた同会長は、現在の財政状況と選手たちへの給与削減について次のように説明している。
「パンデミックがクラブに与える影響の大きさを踏まえれば、給与削減を考えざるをえない状況にある。うちに限らずどのクラブチームもそうだが、給与はクラブの経費の約50%に相当するし、状況によっては51%以上になることもある」
「そして我々フロントは選手たちと話し合いを初めて、現在置かれている厳しい状況について説明した。クラブ内でもこれまでに3度のミーティングを行い、苦渋の決断となったが選手たちの給与削減に踏み切ることにした。削減対象は選手だけでなく、従業員と我々役員全員だ。これはクラブを維持するためにしなければならないことだった」
給与削減は3月分と4月分において実施されることで双方合意に至ったとのことで、選手は3月分の給与が25%カットされることに。そして4月分の給与は、75%カットになり、25%のうち10%を前払いにして、残りの15%は翌月以降に支払うとしている。ホジェーリオ・セニ監督の給与は15%カットだという。この措置は当面4月までとしているが、5月以降もCOVID-19が収束しない場合は、引き続き給与削減をする可能性もあるとしている。
「いつ終息するかがわからないのが、最大の懸念材料だ。この状況が半年以上続くようだと、クラブの経営破綻もありうるかもしれない」
ブラジルでは4日に感染者数が1万人を超えたと報じられていて、同会長の悩みは杞憂で終わりそうにない。
2020.04.04
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