- Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020
サンパウロでの出場機会減に不満のエルナーニスは家族のいるイタリアでの現役続行を希望
サンパウロに所属する35歳のブラジル代表MFエルナーニスの今後
▲ サンパウロでの出場機会減を理由に、家族のいるイタリアへ戻りたがっているブラジル代表MFエルナーニス
妻と子どもたちをイタリアに残して母国に単身赴任中のエルナーニスは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックによりブラジルからイタリアへ渡航できず、約半年ほど家族と会えていない状況を余儀なくされている。そんな同選手がイタリアでの選手生活再開を望む理由は、サンパウロでの処遇だ。
2017年に5ヶ月間だけのレンタル移籍で古巣サンパウロに戻ったときにはチームの中心選手として活躍したエルナーニスは、完全移籍で再び戻った2019年も出場機会が多く5ゴールをマークした。だが、2020年は(COVID-19の影響もあるが)出場機会は激減。ベンチスタートで途中出場がメインとなっている現状に、エルナーニスは不満を募らせているという。
サンパウロで試合に出られないのならば、家族のいるイタリアへ戻りたい。そんな想いがエルナーニスの中で日に日に強くなっているようで、レッジーナ(イタリア)が関心を寄せているとの報道も、かつてラツィオ、インテル、ユベントスで活躍した同選手の“帰国”願望を後押ししているものとみられる。ただし、8月12日現在でレッジーナから公式のオファーは出されていない。
エルナーニスは、サンパウロとの契約期間が2021年12月まで残っている。
◆ エルナーニス
- 本名:
- アンデルソン・エルナーニス・ジ・カルバーリョ・アンドラージ・リーマ
- 生年月日:
- 1985年5月29日生まれ(35歳)
- 出身:
- ブラジル(ペルナンブーコ州ヘシフィ)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
11歳で地元ヘシフィの名門サンタ・クルスのフットサル部に入団し、2001年にサンパウロの下部組織へ移籍。2005年にトップチームへ昇格すると、サント・アンドレに貸し出された2006年を除き、2010年までサンパウロの中心選手として活躍した。その後イタリアへ渡ってラツィオ、インテル、ユベントスでそれぞれ活躍し、2017年からは河北華夏幸福(中国)に活躍の場を移す。2017年にレンタルで古巣サンパウロへ戻ったときは、約5ヶ月の短い間でも攻撃の要として存在感を存分に示した。最近はブラジル代表に招集されていないが、本人は代表引退宣言をしていない。
2020.08.12
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