
- Selección Nacional de Uruguayウルグアイ代表

10月からの南米予選3連敗で15年8ヵ月に及ぶ長期政権に幕 監督交代で4大会連続のW杯出場を目指す
AUF(ウルグアイサッカー協会)が74歳のオスカル・ワシントン・タバーレス監督の解任を決定

▲ 2006年から15年に渡りウルグアイ代表の指揮を執っていた74歳のオスカル・ワシントン・タバーレス監督(写真提供:Tenfield)
タバーレス氏は、2006年3月6日に当時のエウヘニオ・フィゲレードAUF会長によって二度目のウルグアイ代表監督に就任すると、15年8ヵ月に渡り重責を担った。2011年のコパ・アメリカ優勝を筆頭に、2010年から3大会連続でワールドカップ出場に導くなど、手腕を発揮。2010年からは2年連続で南米最優秀監督賞も受賞するなど、「マエストロ」の愛称で親しまれた。ウルグアイ代表監督としての通算成績は、221試合で104勝58分59敗。A代表の監督として指揮した試合数は、世界最多を誇る。
2022年カタール大会の南米予選では3〜5位を推移したが、2021年10月から3連敗を喫してプレイオフ圏内の5位からも転落したことが解任の決め手になった。
後任として有力視されているのは、56歳のディエゴ・アギーレ氏。現役時代にペニャロールで1987年のリベルタドーレス優勝を経験し、監督としてはペニャロールの国内リーグ優勝やカタールでのリーグ優勝、直近では2015年にインテルナシオナウを率いてカンピオナート・ガウーショ(リオ・グランジ・ド・スウ州選手権)優勝にも導くなど、指揮官としても定評のある人物。2007年から2009年まではU-20ウルグアイ代表監督を務めたことがある。現在はインテルナシオナウを率いており、AUFはインテルナシオナウとの交渉を進める見込みだ。
◆ オスカル・ワシントン・タバーレス
- 本名:
- オスカル・ワシントン・タバーレス・スクラボ
- 生年月日:
- 1947年3月3日生まれ()
- 出身:
- ウルグアイ(首都モンテビデオ)
- 身長:
- 174cm
- ポジション:
- センターバック、右サイドバック (現役時代)
1967年にスダメリカでデビューすると、以降ウルグアイやアルゼンチン、メキシコなどでプレイして1979年に現役引退。1980年に引退したベジャ・ビスタで監督を始めると、1983年と1987年にはU-20ウルグアイ代表監督にも就き、1988年から1990年までウルグアイ代表の監督に就任して、ワールドカップ・イタリア大会で指揮を執った。1991年から3年間率いたボカ・ジュニオルス(アルゼンチン)では、1992年前期の優勝に導く。1994年から1999年カリアリやミランなどイタリア、スペインのクラブチームでも監督を務めた。2001年からは南米に戻って、2006年3月に二度目のウルグアイ代表監督に就任すると、15年以上に及ぶ長期政権を築いた。2011年のコパ・アメリカ優勝を筆頭に、2010年南アフリカ大会から3大会連続でワールドカップ出場に導き、2010年と2011年には南米年間最優秀監督賞を受賞。2022年カタール大会の南米予選で、2021年10月から3連敗を喫し順位を下げたことが解任の決め手になった。近年はギランバレー症候群の影響により、杖をついて指揮を執っていた。愛称は「マエストロ」。
※ 関連記事
2021.11.19
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 宿敵とも呼べなくなった格差 世界王者アルゼンチンがブラジルに完勝でW杯出場権獲得2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- ホセ・サロモン・ロンドンのPKが決勝点 接戦を制したベネズエラは大陸間プレイオフ出場へ一歩前進2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- コロンビアがホームで2点を先取したが… 上昇一途のパラグアイが2点差を追いつき勝ち点1を獲得2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- ティアゴ・アルマーダのゴールが決勝点 敵地でウルグアイを破った世界王者がW杯出場に王手2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- 【PR】マラドーナについて知っておくべき興味深い事実アルゼンチン代表
- メッシが断言 「今のアルゼンチン代表は史上最強だったグアルディオラ時代のバルサに近い」2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選