- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021
2点を奪われても逆転勝利を収めたアトレチコ・ミネイロが50年ぶり2度目のブラジレイロン制覇
カンピオナート・ブラジレイロ 2021 第32節 バイーア 2-3 アトレチコ・ミネイロ
▲ 試合終了後にロッカールームで優勝の記念撮影に興じるアトレチコ・ミネイロの選手やスタッフ(写真提供:Atlético MG)
第32節は11月13〜14日に開催済みだが、「バイーア×アトレチコ・ミネイロ」のみ順延していて12月2日の開催となった。4分にフゥキとのワンツーからケーノのミドルシュートで攻撃の口火を切ったアトレチコ・ミネイロは、その後も何度かチャンスメイク。39分には右サイドでパスを受けた“ナチョ”ことアルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスが、ドリブルでペナルティエリアに入り左足を振り抜き、シュートはキーパーに阻まれるも決定機を演出した。
一方、残留争いを強いられているバイーアも10分、21分、43分とフィニッシュに持ち込んで応戦。しかしハーフタイムを迎えるまでにゴールは生まれず、0-0 で後半を迎えた。
アトレチコ・ミネイロは後半の立ち上がりに、ブラジル代表FWフゥキのシュートでチャンスメイク。52分には左サイドからケーノが上げたクロスが、直接ゴールに吸い込まれそうになったが、この場面はキーパーに弾き出された。
先制したのはバイーア。61分、ルイス・オタービオがコーナーキックに頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。さらにその4分後には、相手に奪われかけたボールを奪い返すと、左サイドからマテウス・バイーアが上げたグラウンダーのクロスにジウベルトが右足で合わせてゴールに押し込み、バイーアが2点をリードした。
2点を追いかける形になったアトレチコは、67分にエドゥアルド・サッシャを投入。するとそのサッシャがペナルティエリアで足を掛けられて転倒して得たPKを、フゥキが決めて1点を返した。
アトレチコは73分に追いつく。右サイドからマリアーノが前線にパスを出すと、ファーサイドでトラップしたケーノが、カットインしてシュートコースを作り右足でゴールに流し込んで 2-2 とスコアをタイに戻した。
▲ 72分に反撃ののろしとなるPKを決めたブラジル代表FWフゥキ(写真提供:Globoesporte)
アトレチコは終盤には、守備的な選手を投入してゴールを守り抜く。そして96分に主審がタイムアップの笛を吹いて、アトレチコ・ミネイロのリーグ制覇が決まった。
アトレチコ・ミネイロが前回優勝したのは、ブラジレイロンが初めて行われた1971年以来50年ぶり2度目。アトレチコは2022年のリベルタドーレスに、グループリーグから出場する。
カンピオナート・ブラジレイロ 2021 第32節 (2021/12/02) | ||
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バイーア | 2-3 | アトレチコ・ミネイロ |
ダニーロ・フェルナンジス | GK | エベルソン |
ニノ・パライーバ ヘルマン・コンティ ルイス・オタービオ マテウス・バイーア |
DF |
マリアーノ ナタン・シウバ ジュニオール・アロンソ ギリェルミ・アラーナ |
パトリッキ・ジ・ルッカ ルーカス・ムグニ (ダニエウ) ホドリギーニョ (ホナウド・セーザル) ホッシ ライー・ナシメント (インディオ・ラミーレス) |
MF |
チェ・チェ イグナシオ・フェルナンデス (エドゥアルド・サッシャ) マティアス・サラーチョ (イーゴル・ハベーロ) |
ジウベルト (ウーゴ・ロダジェーガ) |
FW |
ケーノ (ドド) フゥキ エドゥアルド・バルガス (ナタン) |
ルイス・オタービオ 61 ジウベルト 65 |
ゴール |
72 フゥキ (PK) 73 ケーノ 77 ケーノ |
ルーカス・ムグニ ルッカ |
イエロー カード |
ギリェルミ・アラーナ エドゥアルド・サッシャ ナタン |
グト・フェヘイラ | 監督 | クッカ |
主審: フラービオ・ホドリゲス・ジ・ソウザ 会場: イタアイパーバ・アレーナ・フォンチ・ノーバ (サウバドール) |
2021.12.02
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