Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

コパ・アメリカでの優勝を受けて、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督が実はリオネル・メッシの状態が思わしくなかったことを明らかにした。

リオ・デ・ジャネイロの聖地マラカナンで宿敵ブラジルに 1-0 で勝った直後のインタビューで、スカローニ監督はまずメッシを称賛。

「レオ（メッシ）については、優勝したからといって何も代わらない。彼は史上最高のフットボーラーであり続ける」

「レオは、彼自身のタイトルへの渇望と、彼に降りかかった苦難で何度もくじけそうになったが、決してあきらめず、最高の結果をもたらした」

その一方で同監督は、メッシがベストコンディションでなかった事実を明らかにした。

「準々決勝と準決勝では、メッシはハムストリングスに違和感がある状態で試合に出ていた。もしベストの状態であったなら、さらに上のレベルのプレイを見せてくれたことだろう」

万全でない中でも優勝のために全力を注いで戦ったメッシを労った同監督は、「アルゼンチンの国民がもっとメッシを理解することで、みんな今以上に彼を応援したくなるに違いない」とも付け加えた。

最後に、監督としての成果について褒められると、同監督は謙遜を交えて大会を振り返った。

「国民の信頼に応えるためにも、結果を出さなければならなかった。コパ・アメリカを戦うために集結した28人の戦士に、大きな喜びと誇りを感じている。そして私は選手より上ではないし、私が導いた戴冠ではない。優勝という歴史を築いたのは、選手だ。増してこのコロナ禍で難しい状況下で、みんなよく戦ってくれた」