
- Campeonato Mineiro 2022カンピオナート・ミネイロ 2022

「ミネイロンの使用料は高い」 経費削減でクルゼイロのホームはインデペンデンシアに変更か
クルゼイロでオーナーを務める元ブラジル代表FWホナウド氏がホームスタジアムの使用について言及

▲ 今年からクルゼイロのオーナーを務めている元ブラジル代表FWホナウド氏が、ミネイロンの使用料について自身の見解を述べた(写真提供:Cruzeiro)
クルゼイロは2019年のブラジレイロン(カンピオナート・ブラジレイロ)でセリエA(1部)残留を果たせず、セリエB(2部)に降格。以降は昇格を果たせず、2022年はセリエBで3シーズン目を迎える。
今のクルゼイロには、かつてリベルタドーレスを制した頃の面影など当然なく、宿敵アトレチコ・ミネイロとは大きく水をあけられている。そんな苦境を救うべく、ホナウド氏が自身の古巣を再建するためにオーナーになった、という経緯がある。(ちなみに、ホナウド氏はクルゼイロの会長ではない)
そのホナウド氏が着目したのは、運営にかかる経費。クルゼイロは兼ねてから6万人以上を収容するエスタジオ・ド・ミネイロン(正式名称:エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャイス・ピント。収容人数は約62,000)をホームスタジアムとしてきたが、ミネイロンの使用料が高すぎるとホナウド氏は言及。経費削減を目的に、アトレチコ・ミネイロやアメリカ・ミネイロが本拠地としているベロ・オリゾンチのエスタジオ・インデペンデンシア(収容人数は約23,000)に切り替えるプランを考案した。

▲ 2014年のワールドカップに合わせてスタンドにかかる屋根が増設されたミネイロン
事実、クルゼイロは今季の州選手権でも開幕戦でインデペンデンシアを使用したほか、第8節(2月20日)のビラ・ノーバ・ミネイロ戦、第10節(3月13日)のポウソ・アレグリ戦もインデペンデンシアをホームスタジアムとして使用することになっていて、これもホナウド氏による提言が影響したとみられる。仮にクルゼイロが今後ミネイロンをホーム開催で使用しないことになれば、興行収入の激減は必至で、ミネイロン側にとっては死活問題となる。
20年前(2002年)に日本でセレソン・ブラジレイラ(ブラジル代表)をワールドカップ優勝に導いたスーパースターの提言で、ミネイロンの運営側がどのような経営判断をするかも注目されるところだ。
一方でホナウド氏は、今年クルゼイロを指揮しているウルグアイ人のパウロ・ペソラーノ監督の仕事については高く評価していて、気に入っている様子。
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2022.02.13
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