- Campeonato Mineiro 2024カンピオナート・ミネイロ 2024
移籍を希望しているマストリアーニが所属チームの開幕戦で5ゴール躍動 移籍への影響は?
アメリカ・ミネイロに所属する30歳のウルグアイ人FWゴンサーロ・マストリアーニの去就と現在の活躍について
▲ ゴンサーロ・マストリアーニ(右)はアメリカ・ミネイロでの今季開幕戦でいきなり5ゴールを叩き出す大活躍(写真提供:AGIF)
アメリカ・ミネイロは昨年セリエB降格の憂き目にあったが、最下位に低迷したクラブにあってブラジレイロンだけで11ゴールを叩き出したマストリアーニの活躍はまさに孤軍奮闘。この結果を受けて、昨季終了後からはブラジル国内外を問わず複数のクラブから獲得候補に名前が挙がっている。なかでもアトレチコ・パラナエンセは有力な移籍先の候補と報じられ、アトレチコは選手のエージェントらと合意に達した上で1千万ヘアウ(日本円で約3億円)の移籍金を提示。だがアメリカ・ミネイロのフロントから断れたため、アトレチコ・パラナエンセは同選手の獲得に失敗した。
また、同選手の母国ウルグアイからはペニャロールが期限付き移籍の提案をしたと報じられ、ほかにもベレス・サルスフィエール(アルゼンチン)からも非公式だが獲得に関する相談があったという。
マストリアーニは22日、ウルグアイのラジオ局「Sport 890」のインタビューでアメリカ・ミネイロ退団への意欲を強めたが、その一方で状況は複雑とも説明。
「退団する考えはあるが、簡単な状況ではない。ブラジル国内外から良いお話(オファー)を複数いただいていて、正式なオファーは1件だけだが、(アメリカ・ミネイロの)会長が相手のオファーを気に入らなかったようだ。今はベレスと交渉しているとフロントから聞いている。私の移籍金を当初は250万ドル(日本円で約3億7千万円)にしていたけど、今は引き下げて200万ドル(日本円で約3億円)での交渉をしているみたい」
マストリアーニは、アメリカ・ミネイロとの契約が2025年12月まで延長されたばかり。州選手権の開幕戦でいきなり5ゴールも決めたら、同選手を欲しがるクラブはこの先も沸いて出てきそうだが、活躍すればするほどアメリカ・ミネイロ側としては移籍金をつり上げやすくなる。
◆ ゴンサーロ・マストリアーニ
- 本名:
- ゴンサーロ・マティアス・マストリアーニ・ボルヘス
- 生年月日:
- 1993年4月28日生まれ()
- 出身:
- ウルグアイ(首都モンテビデオ)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- フォワード
2011年にセロの下部組織からトップチームに昇格すると、すぐに台頭。2013年にはセリエBのクロトーネ(イタリア)に渡ったが出場機会が少なく、ゴリカ(スロバキア)でも出場機会は限られた。翌2014年にはポルトガルの2部に渡り、2015年には一旦母国に戻っている(レンティスタで5ゴールをマーク)。2016-2017シーズンはメキシコの2部でプレイし、2017年に再び母国に戻るとスダメリカ、ボストン・リーベルなどで出場機会を増やした。2019年に渡ったグアヤキル・シティ(エクアドル)では2年間で27ゴールを決める活躍を見せると、2021年からはバルセロナSC(エクアドル)でも活躍。2022年からはアメリカ・ミネイロ(ブラジル)に移り、2023年は21ゴールを挙げる活躍をみせた。
2024.01.25
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