フルミネンセの役員ホドリーゴ・カエターノ氏が忙しい。チームが強化合宿をしているサンパウロのアチバイーアから急遽リオ・デ・ジャネイロに戻ったそうだが、その理由がリケルメの獲得交渉のためというのだ。

アルゼンチン代表のファン・ロマン・リケルメは、昨年６月のコパ・リベルタドーレスに出場したのを最後に、監督との確執が原因でボカでは試合に出場していなかった。結局リケルメは監督と和解できずにボカを退団。現在は移籍先を探している。

そのリケルメを獲得せんといち早く動いたのはパウメイラス。昨年のブラジレイロン（全国選手権）で２部に降格したチームを１年でも早く１部に昇格すべく、リケルメに狙いを定めたようだ。

この移籍マーケットに遅れて参加してきたのがフルミネンセ。カエターノ氏は「レンタルでもいい。リケルメがうちに来てくれたらチーム力は確実にアップする」と述べており、アベウ・ブラーガ監督とも話し合った上でリケルメにオファーを出したのであった。

フルミネンセはほかにも、現在フランスのリヨンに所属するアルゼンチン人MFファビアン・モンソンなどを獲得リストに入れているそうで、チーム強化に余念がない。果たして、リケルメのフルミネンセ入りは実現するのだろうか。