Campeonato Brasileiro Serie A 2024ブラジル全国選手権 1部 2024

ウルグアイ、アルゼンチンと国境を接するブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スウ州で、5月の初めから降り続いた大雨により川や湖が氾濫し、広範囲にわたり洪水が発生。12日現在で死者は140人を超えて、200万人以上が被災する大惨事になった。水害としてはブラジル史上最悪とみられ、未曾有の災害はブラジレイロン（カンピオナート・ブラジレイロ）の運営にも暗い影を落としている。

【YouTubeショート】ポルト・アレグレの洪水被害の様子（外部リンク）

インテルナシオナウは12日、ホームスタジアムであるエスタジオ・ベイラ・リオの現状を公開した。上空から撮影された写真には、芝が剥がれたり枯れるなどして黄土色に変色してしまったピッチの状況が見てとれる。ピッチは約1週間に渡って浸水していたとのことで、クラブ関係者は今後数日間にピッチの状態を検査・確認し、復旧にどれほどの日数を要するか、公式戦の開催はいつ頃できるようになるかを調査するという。

しかし、状況は一筋縄ではいかないようで、ベイラ・リオが再び浸水する恐れがある。ここ数日の間にゆっくりと下がっていたグアイバ湖の水位が大雨の影響で再び上昇しており、地元の連邦大学の教授らによれば、数日以内にも先週の洪水発生時の水位を上回る可能性があると警鐘を鳴らしている。

同州では州都ポルト・アレグレを初め、カシアス・ド・スウやサンタ・マリアなど内陸部の都市でも浸水被害が確認されている。