Campeonato Brasileiro Serie A 2024ブラジル全国選手権 1部 2024

CBF（ブラジルサッカー連盟）は15日、ブラジレイロン（カンピオナート・ブラジレイロ）の第7節と第8節の延期を決定した。理由は、リオ・グランジ・ド・スウ州を襲った大洪水と浸水被害により、同州のクラブが健全な活動をできない状況に陥っているため。

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この決定は、ブラジレイロンのセリエAに属する15クラブと、FGF（リオ・グランジ・ド・スウ州サッカー連盟）からの要請に応じてのもの。フラメンゴ、コリンチャンス、パウメイラス、サンパウロ、レッドブル・ブラガンチーノの5クラブは正式にストライキを要請せず、レッドブル・ブラガンチーノのフロントはこのたびのストライキについて「驚いた」との感想を示した。

CBFによれば、この決定はブラジレイロンにのみ適用されるため、コパ・ド・ブラジウやリベルタドーレス、スダメリカーナでは適用外となる。そしてCBFはリオ・グランジ・ド・スウ州との連帯を示し、「リオ・グランジ・ド・スウ州の人々と協力するために、国内外であらゆる努力を惜しまない」との声明を出している。

ブラジレイロンでは同州で洪水被害が発生した5月頭を境に、グレミオ、インテルナシオナウ、ジュベントゥージの3クラブの公式戦が5月中の全試合の延期がすでに決まっていた。また、リベルタドーレスとスダメリカーナにおいては、CONMEBOL（南米サッカー連盟）がグレミオとインテルナシオナウの試合をそれぞれ6月4日、6月8日に順延することを発表しており、両大会とも5月末のグループリーグ第6節終了時点でベスト16は出揃わないことが決まっている。

ただ、同州の州都ポルト・アレグレにあるサウガード・フィーリョ国際空港の浸水被害が深刻で、今月中に復旧しない見込みとなっていることもあり、6月になったからといって同州のクラブの公式戦が無事に行われるかは不透明な情勢だ。

なお、全試合の延期が決まった第7節と第8節の代替日程は未定。