かつてアトレチコ・パラナエンセで頭角を現し、その後サンパウロでも活躍したダゴベルトがクルゼイロに移籍。クルゼイロの本拠地ベロ・オリゾンチでは、到着するや否や多くのサポーターに取り囲まれる騒ぎとなった。

今季はミナス・ジェライス州選手権を皮切りに、コパ・ド・ブラジル、ブラジル全国選手権と３つの戦いに挑むクルゼイロ。アルゼンチン人の快足ワルテル・モンティージョをサントスに放出したためオフェンスの補強が急務だっただけに、ダゴベルトの獲得はチームの内外に大きな反響をもたらした。

14日の午前中に飛行機でベロ・オリゾンチに降り立ったダゴベルトを待ち受けた150人以上のクルゼイレンセ（クルゼイロのサポーター）が、ダゴベルトの到着に歓声を上げてターミナルの外で大喜び。騒然となった空気の中、ダゴベルトは待ち構えていた報道陣にマイクを向けられても嫌な顔ひとつせず気丈に応じた。

「私は今とても幸せだ。私のことをこんなふうに出迎えてくれるサポーターのみんなに感謝だよ、ありがとう！　クルゼイロでプレイできることは私にとってとてもラッキーなことだと思う。現在はケガもないし健康そのものだし、いいコンディションをキープできているから、あとはチームとサポーターのためにどれだけ貢献できるかだね」

このあと、クラブハウスへ直行したダゴベルトは健康診断を受けたそうで、問題がなければクルゼイロと3年契約を結ぶ模様だ。なお、今回のダゴベルト獲得に際してクルゼイロがインテルナシオナウに支払ったとされる移籍金は、700万ヘアウ（日本円で約3億円）とも報じられている。