- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部
コリンチャンスはパトの売却に自信 「年末年始にはパトを売却できる」
アレシャンドレ・パトの放出(売却)に自信を覗かせているコリンチャンスのホベルト・ジ・アンドラージ会長
▲ 欧州移籍の噂が徐々に現実味を帯びているアレシャンドレ・パト
コリンチャンスが所有権を持っているアレシャンドレ・パトは現在サンパウロにレンタル移籍しているが、サンパウロとの契約期間は2015年12月で満了を迎える。パトはサンパウロで攻撃の核として活躍していてチームとの相性も良く、サンパウリーノからの支持も厚い。だが、サンパウロはパトを完全移籍させるだけの資金がないことを明言しているため、パトのサンパウロでの選手生活は年内で終了するとみられている。
一方コリンチャンスにも来年パトを迎え入れる意向はなく、2500万ユーロ(日本円で約33億円)という価格設定を明示して同選手を欧州のクラブチームへ売却する方向で動いている。これまでの報道では、バルセロナ(スペイン)、ボルシア・ドルトムント(ドイツ)、トッテナム・ホットスパー(イングランド)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、アーセナル(イングランド)などが興味を示しているとの記事が複数挙がっている。
これについてコリンチャンスのホベルト・ジ・アンドラージ会長は「ドイツ、イタリア、イングランドのいずれかにパトは移籍するだろう」とほのめかした。この発言に偽りがなければ、パトのバルサ移籍は消えたとみなすこともできる。
現在26歳のアレシャンドレ・パトは今年、自身最多の合計26ゴールを決めている。パトの活躍について、同選手のマネージャーもコリンチャンスの会長も異口同音に「今年は彼のキャリアにおける最高のシーズンだ」と絶賛している。母国に戻って完全復活したパトの“売り時”は今だとコリンチャンスの会長は考えていて、パトが欧州に戻る可能性は日増しに高まっている。
2015.11.15
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