
- Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

昨年の得点王がフラメンゴを勝利に導く 現役引退のジュリオ・セーザルは感謝を表明
カンピオナート・ブラジレイロ 2018 第2節 フラメンゴ 2-0 アメリカ・ミネイロ

▲ 先制点を決めたエンリーキ・ドウラードは両手を握りしめて駆け出す。昨年のブラジレイロン得点王はコンディションも良さそうで、今季もゴールを量産しそうな勢いだ
元々は1月末に古巣復帰を決めた時点で契約期間は3ヵ月と決まっていて、その後現役を退く意向を示していたジュリオ・セーザル。当初はカンピオナート・カリオカの終了を以てとも報じられていたが、契約期間がまだ残っていることもあってブラジレイロンを最後の舞台とした。
試合は、ジョ(現在は名古屋グランパス)と並んで昨年のブラジレイロン得点王となったエンリーキ・ドウラードが真価を発揮した。まずは28分、U-17ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールが左サイドから上げたクロスに、エンリーキ・ドウラードが右足で合わせて先制。さらに攻め込んだフラメンゴは、35分にエンリーキ・ドウラードがPKを決めてスタンドの大歓声を一身に浴びた。ゴールが決まるたびに、ジュリオ・セーザルは両手を広げて駆け出し、喜びを表現した。
ジュリオ・セーザルは22分に訪れたピンチでシュートを立て続けに弾き返すと、エンドの替わった後半も52分にハファエウ・モウラのヘディングシュートをブロック。85分にはカルリーニョスのミドルシュートを両手でパンチングすると、その直後のコーナーキックでは、ジュニーニョのヘディングシュートを両手で弾き返し、自身のラストマッチを無失点で切り抜けた。

▲ この試合が現役最後になった元ブラジル代表GKジュリオ・セーザルは、ファインセーブを連発してチームの勝利に貢献。全盛期と遜色ない活躍で観る者を魅了した
「今日はすべての人々に感謝したいし、これまで私のキャリアを支えてくれた全員に感謝している。サッカーは私にとても大きな宝物をもたらしてくれたし、大切な友情はいくつも生まれた。とても幸せなサッカー人生だったし、これからは少し休もうと思う」
涙を浮かべてジュリオ・セーザルは言葉を続けた。
「私は家族や親戚、友人、そして今日マラカナンに来てくれた観客に恩返しができたと思っている。今日は自分自身でも入念に準備して試合に臨めたと思うし、フラメンゴの勝ち点3獲得に貢献できたことを誇りに思うよ。今年のフラメンゴはきっと良い結果を出せると確信しているし、変わらず応援していく」
カンピオナート・ブラジレイロ 2018 第2節 (2018/04/21) | ||
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フラメンゴ | 2-0 | アメリカ・ミネイロ |
ジュリオ・セーザル | GK | ジョリ |
ホジネイ ヘーベル レオ・ドゥアルチ ヘネ |
DF |
ノルベルト メッシアス ハファエウ・リーマ カルリーニョス |
グスターボ・クエージャル ウィリアン・アロン ルーカス・パケター (ジェアン・ルーカス) |
MF |
ジュニーニョ クリスチャン (レアンドロ・ドニゼッチ) セルジーニョ |
ビニシウス・ジュニオール (ジョナス) エンリーキ・ドウラード ジェウバニオ (マルロス) |
FW |
アイロン (カピシャーバ) ハファエウ・モウラ ルアン (マルキーニョス) |
エンリーキ・ドウラード 28 (PK) エンリーキ・ドウラード 35 |
ゴール | |
ジェウバニオ | イエロー カード |
ハファエウ・リーマ |
マウリシオ・バルビエーリ | 監督 | エンデルソン・モレイラ |
主審: レアンドロ・ビジオ・マリーニョ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2018.04.21
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