
- Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

鹿島で活躍したジョルジーニョ氏の監督就任でバスコ・ダ・ガマは上昇気流に乗れるか?
元ブラジル代表DFジョルジーニョ氏が古巣バスコ・ダ・ガマの指揮官に復帰

▲ 約1年半ぶりに古巣バスコ・ダ・ガマの指揮を執ることになった元ブラジル代表DFジョルジーニョ氏
今季のバスコはゼ・ヒカルド氏が率いていたが、リベルタドーレスではグループリーグ敗退と結果を出せず、ブラジレイロンでもあまり良い順位にはない(20チーム中13位)。しかし今季は多くの公式戦が残っていて、ブラジレイロンはもちろん、スダメリカーナへの中途参戦に咥えて、コパ・ド・ブラジウでは 0-3 からの逆転を目指さなければならない。そこで白羽の矢が立てられたのが、ジョルジーニョ氏だった。
ゼ・ヒカルド氏がバスコの監督辞任を発表した数時間後に、セアラーではジョルジーニョ監督が「一身上の都合」で辞任を発表。辞任の理由について憶測も流れたが、今回の監督人事によってそれも明らかになった。同氏の監督就任に伴い、ヘッドコーチには56歳のパウロ・セーザル・グスマン氏が就任するとみられている。
ジョルジーニョ氏は、2015〜2016年にもバスコの監督を務めていて、2016年にはセリエB(2部)に落ちたチームを1年でセリエA(1部)に昇格させるなど、監督としての手腕を発揮。過去の実績から、バスカイーノ(バスコ・ダ・ガマのサポーター)の支持も厚い。
◆ ジョルジーニョ
本名:ジョルジ・ジ・アモーリン・カンポス
1964年8月17日生まれ(53歳)
出身:ブラジル(リオ・デ・ジャネイロ州リオ・デ・ジャネイロ)
身長:175cm
現役時代のポジション:右サイドバック、ボランチ
1978年に地元のアメリカ・カリオカで下部組織に入団すると、1983年頃からトップチームでも出場機会を得る。翌1984年もフラメンゴで下部組織とトップチームを往来した。フラメンゴでレギュラーを獲得すると、1987年にはブラジルA代表にも招集されるようになった。1989年にレヴァークーゼン(ドイツ)に移籍すると、1992年からはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)へと活躍の場を移し、1995年からは鹿島アントラーズ(日本)でも活躍した。2002年に引退すると、2006年からは監督として現場に復帰。同年にはドゥンガ体制のブラジル代表でヘッドコーチも務めた。2012年には古巣の鹿島アントラーズの監督も務めた。
2018.06.06
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