Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

7月28〜30日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ 2018 の第16節。首都ブラジリアで行われた「バスコ・ダ・ガマ×コリンチャンス」は、パラグアイ代表FWアンヘル・ロメーロのハットトリックなどでコリンチャンスが快勝した。

3万人以上の観客を動員した首都決戦は、序盤から一進一退の攻防がみられ、互いに見せ場を何度も作った。0-0 で推移した前半は、終了間際の44分に動いた。左サイドでドリブルを仕掛けたイアゴ・ピカシュウが狭いところを強引に突破してペナルティエリアに入ったところで、ブラジル代表DFファギネルに左腕を引っ張られて転倒。主審はファギネルのファウルとバスコのPKを指示し、このPKをイアゴ・ピカシュウが自ら決めてバスコが先制した。

ところが後半になると、試合の流れは一変する。まずは立ち上がりの48分にコリンチャンスがカウンターを仕掛けると、左サイドを上がったクレイソンがサイドチェンジをして右サイドを上がったジャジソンがペナルティエリアの右側でトラップしてキーパーを引きつけた。ジャジソンはキーパーに詰め寄られる前にペナルティエリアの手前へボールを下げると、中盤から駆け上がってきたアンヘル・ロメーロが右足でゴールへと流し込んだ。

追いついたコリンチャンスは、56分にクレイソンからのパスをペドリーニョが中央へ折り返すと、アンヘル・ロメーロが右足のアウトサイドでゴールに沈めて逆転に成功。さらに76分にはマテウス・ビタウがペナルティエリアで背後から押し倒されてPKを得ると、このPKをジャジソンが難なく決めて 3-1 とした。

バスコもチャンスは作っていたが、フィニッシュの精度が低くて追加点を奪えない。一方コリンチャンスは、後半のアディショナルタイムに途中出場のエメルソンがセンターサークルからスルーパスを出すと、オフサイドすれすれで最終ラインの裏を突いたアンヘル・ロメーロが、ドリブルで上がって右足でシュートを決めて勝負あり。

バスコは12位に後退した一方、コリンチャンスは7位に押し上げている。

カンピオナート・ブラジレイロ 2018　第16節　（2018/07/29）
バスコ・ダ・ガマ	1-4	コリンチャンス
マルティン・シルバ	GK	カッシオ
ルイス・グスターボ ブレーノ ヒカルド ハモン	DF	ファギネル ペドロ・エンリーキ エンリーキ ダニーロ・アベラル
レアンドロ・デサバト （パウロ・ビットル） アンドレイ イアゴ・ピカシュウ ケウビン （ルーカス・サントス） エバンデール （ワギネル）	MF	ガブリエウ ドウグラス ペドリーニョ （エメルソン） ジャジソン （レオ・サントス）
アンドレス・リオス	FW	アンヘル・ロメーロ クレイソン （マテウス・ビタウ）
（PK）　イアゴ・ピカシュウ　45	ゴール	48　アンヘル・ロメーロ 56　アンヘル・ロメーロ 78　ジャジソン　（PK） 90+2　アンヘル・ロメーロ
レアンドロ・デサバト ハモン ヒカルド ブレーノ	イエロー カード
ジョルジーニョ	監督	オズマール・ロス
主審：　デウソン・フェルナンド・フレイタス・ダ・シウバ 会場：　エスタジオ・ナシオナウ　（ブラジリア）