
- Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

インテルナシオナウがクラシコを制して首位堅守も… 試合終了後には両軍入り乱れて混乱
カンピオナート・ブラジレイロ 2018 第24節 インテルナシオナウ 1-0 グレミオ

▲ 58分にこの試合唯一のゴールを決めたエデニウソン(左)は飛び上がって右手を振り上げる
インテルナシオナウの赤色がスタンドを埋め尽くし、4万人以上の大観衆が見つめる中で、試合は序盤から一進一退の攻防が繰り広げられた。実力伯仲のチーム同士、そして長い歴史と因縁が渦巻く一戦は、フィニッシュ以外にもピッチ上で両軍の選手がいがみ合う場面も多く。前半終了の笛が鳴ってスタンドへ下がる際には、両チームの選手が歩きながら口論になり、試合に出ていない選手にまでイエローカードが出るなど「クラシコらしい」空気が出来上がった。
0−0 で迎えた後半。56分に元U-20ウルグアイ代表FWニコラス・ロペスのミドルシュートで攻撃のリズムを作ったインテルナシオナウは、直後の58分に先制。左サイドからウエンデウがクロスを上げると、中盤からゴール前に押し上げていたエデニウソンがヘディングシュートを叩きつけてゴールネットを揺らした。

▲ 試合終了後にピッチ上でいがみ合いになった両軍の選手たち。控え選手やスタッフも出てきて、現場は混乱した
インテルナシオナウの1点リードでタイムアップを迎えると、ピッチでは再び両チームの選手が対立。ヘナット・ガウーショ監督がインテルナシオナウのベンチに乗り込んだことで火に油を注いでしまい、殺伐とした空気のまま伝統のクラシコは幕を閉じた。
クラシコを制したインテルナシオナウは首位を堅守。一方敗れたグレミオは5位と、優勝戦線から少し離された。
カンピオナート・ブラジレイロ 2018 第24節 (2018/09/09) | ||
---|---|---|
インテルナシオナウ | 1-0 | グレミオ |
マルセーロ・ロンバ | GK | マルセーロ・グローイ |
ゼッカ ホドリーゴ・モレード ビクトル・クエスタ ウエンデウ (ファビアーノ) |
DF |
レオナルド・モウラ ペドロ・ジェロメウ ブレッサン ブルーノ・コルテス |
ホドリーゴ・ドウラード エデニウソン パトリッキ ニコラス・ロペス (アンドレス・ダレッサンドロ) ウィリアン・ポッチケル |
MF |
シッセロ タシアーノ (ペペ) ハミーロ アリソン ルアン (ジェアン・ピエーヒ) |
ジョナタン・アルベス (レアンドロ・ダミアン) |
FW |
アンドレ (トニー・アンデルソン) |
エデニウソン 58 | ゴール | |
ビクトル・クエスタ ホッシ ニコラス・ロペス ウィリアン・ポッチケル ゼッカ |
イエロー カード |
タシアーノ ルアン ハミーロ アンドレ マルセーロ・グローイ |
オダイール・エウマン | 監督 | ヘナット・ガウーショ |
主審: ペリクレス・バッソウス・ペガード・コルチス 会場: エスタジオ・ベイラ・リオ (ポルト・アレグレ) |
2018.09.09
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 麻雀との二刀流を続ける田島翔がブラジルと日本の架け橋に 現役を続けながらダイレクターも兼任へブラジル関連情報
- 他会場の結果は関係なし 終了間際のゴールで勝ちきったボタフォゴが29年ぶり2度目の優勝を果たすカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 今シーズンは苦しんだ昨年の南米王者 最終節でパウメイラスを相手に競り勝ち自力で残留決定カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- アトレチコ・ミネイロが残留 “ルチョ”ことルイス・ゴンサーレス監督率いる名門は失意の2部降格カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- レッドブル・ブラガンチーノの粘りで残留争いは熾烈に 降格の恐れが最も高いのは前年の南米王者か?カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コロンビア人選手のゴールで接戦を制したフルミネンセ それでもまだ残されているセリエB降格の危機カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部