Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

11月21〜22日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ 2018 の第36節。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われた「インテルナシオナウ×アトレチコ・ミネイロ」は、終了直前のゴールによってアトレチコ・ミネイロが勝利を収めた。

インテルナシオナウはレアンドロ・ダミアンが前線で積極的なアクションを起こしたが、リーグ優勝の可能性が低くなった影響か、スタンドには空席も目立った。一方、リベルタドーレスの出場権獲得を目指しているアトレチコ・ミネイロは、敵地でも積極的な攻撃を展開すると、42分に先制。カウンターを仕掛けて左サイドをドリブルで上がったエクアドル代表MFファン・カサーレスが、ペナルティエリアに入って右足でゴールネットを揺らした。

後半、インテルナシオナウは元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロによるフリーキックやコーナーキックから何度か決定機を演出した。しかし、ゴールネットを揺らすシーンは生まれない。一方のアトレチコ・ミネイロはファン・カサーレスが好調で、75分にセンターラインを超えてすぐにロングシュートを放つと、その1分後にはパトリッキからのパスを右足でシュート。いずれもゴールには入らなかったが、カサーレスはアトレチコの攻撃の中心として機能していた。

インテルナシオナウは80分にレアンドロ・ダミアンがペナルティエリアで倒されてPKを得ると、アンドレス・ダレッサンドロが難なく決めて 1-1 とした。

だが、相手に試合の流れを譲らなかったアトレチコ・ミネイロは、後半のアディショナルタイムにカウンターからチャンスをものにした。92分、カサーレスがドリブルで右サイドを上がってグラウンダーのクロスを上げると、ウルグアイ人MFダビ・テランスが滑り込みながらボールを膝に当ててゴールへ流し込んだ。タイムアップの笛が鳴ると、日本でもおなじみのレビル・クウピ監督は拳を振り上げて勝利の喜びを噛みしめた。

この結果、首位パウメイラスとの勝ち点差が9に開いたインテルナシオナウは、リーグ優勝の可能性が消滅。ただ、リベルタドーレス出場権は得ていて、昨年はセリエB（2部）にいたことを踏まえれば今年の成績は上々といえる。一方、勝ったアトレチコ・ミネイロはリベルタドーレスのグループリーグ予備戦に出られる権利をつかむべく、最終節まで気が抜けない状況にある。

カンピオナート・ブラジレイロ 2018　第36節　（2018/11/21）
インテルナシオナウ	1-2	アトレチコ・ミネイロ
マルセーロ・ロンバ	GK	ビクトル
ファビアーノ （ファン・アラーノ） エメルソン・サントス ビクトル・クエスタ イアゴ	DF	エメルソン レオナルド・シウバ イアゴ・マイダーナ パトリッキ
ホドリーゴ・ドウラード エデニウソン パトリッキ （カミーロ） アンドレス・ダレッサンドロ ニコラス・ロペス （ホッシ）	MF	アジウソン マテウス・ガウデザーニ （ルーカス・カンジード） ルアン （ダビ・テランス） ファン・カサーレス ジミ・チャラー
レアンドロ・ダミアン	FW	ヒカルド・オリベイラ （アレハンドロ）
（PK）　アンドレス・ダレッサンドロ　82	ゴール	42　ファン・カサーレス 90+2　ダビ・テランス
ビクトル・クエスタ	イエロー カード	アジウソン イアゴ・マイダーナ
オダイール・エウマン	監督	レビル・クウピ
主審：　ハファエウ・クラウス 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）