Copa do Brasil 2022コパ・ド・ブラジウ 2022

8月17〜18日に行われたコパ・ド・ブラジウの準々決勝 2nd.Leg 。リオ・デ・ジャネイロ州の州都リオ・デ・ジャネイロで行われた「フルミネンセ×フォルタレーザ」は、フルミネンセが2点差を追いついて引き分けに持ち込んだ。

開始前にスタンドでフルミネンセのサポーターが発煙筒を炊きすぎた影響で、白煙が曇る中で始まった試合は、フルミネンセが7分に決定機を演出したが、味方のパスをペナルティエリアで深く切り返した上で放ったヘルマン・カノのシュートは、キーパーにキャッチされた。

対するフォルタレーザは11分に先制。自陣からのロングフィードで相手と入れ替わるようにして最終ラインの裏へ抜け出した元アルビレックス新潟のブラジル代表FWチアゴ・ガリャルドがペナルティエリアに達すると、ゴールエリアの左端で強引にシュートに持ち込んだ。距離を詰めたキーパーに当たったボールはマノエウの足にも当たってゴールへと転がると、身を投げ出してクリアを試みたニノがスライディングしながら蹴ったものの、ボールは逆方向に蹴り出せず自陣ゴールに押し込む形に。チアゴ・ガリャルドは両手を上げて喜び、味方の祝福を受けたが、公式記録はニノのオウンゴールとなった。

フォルタレーザは前半のアディショナルタイムに追加点を奪う。一旦は相手にカットされたボールをチアゴ・ガリャルドが左足で速やかに前線へ送り返すと、ボールの勢いを生かして最終ラインの裏へ抜け出したシルビオ・ロメーロが右足でゴールに流し込んで 2-0 とした。これで2試合合計スコアでもフォルタレーザは逆転に成功した。

後半、フルミネンセはオウンゴールを献上したニノに代えてマルチネッリを投入し、4-3-3 から 3-4-3 に変更。すると立ち上がりから攻め込み、59分にはマテウス・マルチンスがペナルティエリアのライン上でファウルを受けた。主審はペナルティエリアの外からのフリーキックと一旦はジャッジしたが、VARとの連絡を経てPKに変更。この対応にフォルタレーザのイレブンは当然抗議したが、判定は覆らず、このPKを元ブラジル代表MFガンソが決めて、2試合合計スコアを 2-2 のイーブンに戻した。

PK戦に持ち込みたくないフルミネンセは、71分に貴重な追加点を奪った。ノナートからのパスを受けたジョン・アリアスが右サイドから低めのクロスを上げると、オフサイドすれすれで最終ラインの裏へ飛び出したヘルマン・カノがジャンピングボレーシュートを決めて、これが両者の命運を左右するゴールとなった。

2試合合計スコア 3-2 で勝ち上がりを果たしたフルミネンセは、準決勝でコリンチャンスと対戦する。

コパ・ド・ブラジウ 2022　準々決勝 2nd.Leg　（2022/08/17）
フルミネンセ	2-2	フォルタレーザ
ファービオ	GK	フェルナンド・ミゲウ
サムエウ・シャビエル ニノ （マルチネッリ） マノエウ カイオ・パウリスタ （クリス・シウバ）	DF	エマヌエル・ブリーテス  マルセーロ・ベネベヌート チチ ブライアン・セバージョス
アンドレ ノナート （フェリッピ・メロ） ガンソ	MF	ジョゼ・ウェリソン （ルーカス・リーマ） エルクリス （ロムロ・オテーロ ） ホマリーニョ （モイゼス） マテウス・バルガス （ルーカス・サッシャ）
マテウス・マルチンス ヘルマン・カノ ジョン・アリアス （デイビッジ・ドゥアルチ）	FW	シルビオ・ロメーロ  （ホビソン） チアゴ・ガリャルド
（PK）ガンソ　62 ヘルマン・カノ　71	ゴール	11　ニノ（オウンゴール） 45+1　シルビオ・ロメーロ
ガンソ マノエウ フェリッピ・メロ	イエロー カード	シルビオ・ロメーロ  エルクリス
フェルナンド・ジニス	監督	ファン・パブロ・ボイボーダ
主審：　ウィウトン・ペレイラ・サンパイオ 会場：　エスタジオ・ド・マラカナン　（リオ・デ・ジャネイロ）