Selección Nacional de Colombiaコロンビア代表

2026年のワールドカップは出場国数が48に拡大。それに伴い、CONMEBOL（南米サッカー連盟）の出場枠も4.5から6.5に拡大する。過去の南米予選と比較すれば予選突破のハードルは下がったが、先のカタール大会で本戦出場を逃したコロンビア代表には、改善すべき点がまだたくさんある。そう述べたのは、コスタリカ代表を指揮するコロンビア人のルイル・フェルナンド・スアーレス監督だ。

ESPNのインタビューに応じたルイス・フェルナンド・スアーレス監督は、母国代表の今後数年間について持論を展開。まずは、常に勝者であると信じるためのメンタリティがコロンビア代表には欠けていると指摘した。

「コロンビア人には誇るべき長所や魅力がいくつもある。コロンビア人はコロンビア人であることを誇りに思うべきだが、補うべき要素もある。コロンビア代表は時折、自分たちが勝てると信じきれず、相手に付け入る隙を与えたり、試合中に自信を失っていることもある。悲観的で、慎重であるがゆえだろうが、過去の失敗から学ばなければ成長はない。例えば（世界王者の）アルゼンチン代表は衒学的のようにも映るが、実は真逆。彼らは『俺たちが最高だ』と認識して戦っている。そこが素晴らしい」

同監督の目に、昨今のコロンビア代表はメンタルに難があると映っている。そしてそれを改善するためのお手本として、先のワールドカップを優勝した世界王者アルゼンチン代表の姿勢や心構えを例に挙げた。そして、勝利のメンタリティを育むために、同監督は国内リーグの競争力強化に言及した。

「私はコロンビアを信じている。将来に向けて考えるべき重要なことはたくさんあるが、その足掛かりとして、コロンビアの国内リーグで競争力を強化することと、レベルアップが求められる。（欧州など）国外のクラブでプレイする選手に頼りきるのではなく、国内に埋もれている才能を引き出すことにもウエイトを置くことも重要だ」

アルゼンチン人のネストル・ロレンソ監督が率いるコロンビア代表は、1月28日にU.S.A.との親善試合が予定されている。