Selección Nacional de Colombiaコロンビア代表

コロンビアサッカー界のレジェンドである元コロンビア代表MFカルロス・バルデラマ氏が、コロンビア代表の今後などについて自身の考えを口にした。

コロンビアサッカーならびに同国代表の象徴として、現在はご意見番でもあるバルデラマ氏はESPNのインタビューで、現在のコロンビア代表を取り巻く問題や、国内リーグで低迷しているアトレティコ・ジュニオールのことなどに言及した。

まずバルデラマ氏は、昨年からアルゼンチン人のネストル・ロレンソ監督体制になったコロンビア代表について、持論を述べた。

「ネストル・ロレンソ監督のチーム作りは順調だと思う。彼はペケルマン監督の頃に長年アシスタントコーチをしていたから、コロンビアのことも選手のことも熟知している。だから我々は少しずつ前進して、代表チームがワールドカップに戻れるようにサポートしなければならない」

「ただ、代表の顔ぶれについては世代交代が必要だ。経験豊富な巧い選手は必要だが、あまり人数が多いと若手の入り込む余地が限られてしまう。要は（ベテランと若手の）バランスが重要ということ」

代表の世代交代について意見を述べたバルデラマ氏だったが、ファルカオ、ハメス・ロドリゲス、ファン・ギジェルモ・クアドラードについて質問が及ぶと「アイドルについてはノーコメント」と回答を避けた。

バルデラマ氏については兼ねてから、FCF（コロンビアサッカー連盟）との関係性について憶測が上がっているが、同氏は「代表の試合を観るためにチケットを手配してほしい、などと連盟の会長に相談・依頼したことはない」と明言。癒着がないことを主張した。

最後に、国内リーグで低迷しているアトレティコ・ジュニオールで、3月15日から就任している“ボリージョ”ことエルナン・ダリオ・ゴメス監督を評価しているバルデラマ氏は、自身の古巣でもあるジュニオールにエールを贈った。

「ここまでの成績にはうんざりしているが、“ボリージョ（※）”の就任でチームは上向くと期待している。彼は世界的に偉大な監督の一人だからだ。ただ、現在の所属選手はあまり優れているとはいえず、ファンフェル（コロンビア代表MFファン・フェルナンド・キンテーロ）頼みになっている。ファンフェルはクラック（スペイン語で「名手」）だけどね」

※ ボリージョは過去にコロンビア、エクアドル、グアテマラ、パナマ、ホンジュラスと中南米各国のA代表で監督を歴任。