フルミネンセが選んだのはリケルメでなく、フェリッピのほうだった。
フルミネンセのディレクター、サンドロ・リーマ氏が18日にバスコ・ダ・ガマのフェリッピを獲得したことを発表した。バスコ側もフェリッピの放出に同意したとのこと。35歳になるフェリッピの契約期間は2013年12月までの1年間。

先にWEB上で行われた「リケルメとフェリッピ、どちらがフルミネンセに必要だと思うか？」というアンケートでは、フェリッピを必要と投票した割合はわずか5%だった。サポーターからの期待値は高くないようだが、クラブ側は「フェリッピの力は必要。必ず戦力になる」と公言している。

フルミネンセは同時に、左サイドバックであるアルゼンチン人のファビアン・モンソンを期限付きでリヨンから獲得したことも併せて発表した。だが健康診断の結果、モンソンには軽い心臓疾患が見られるとのことで、州選手権の開幕に間に合うかどうかは微妙との報道もある。
それでもアベウ・ブラーガ監督は「2人とも戦力として考えているし、できれば州選手権の開幕から使いたい」と述べている。

ちなみにフルミネンセは、当初獲得リストに名前のあったファン・ロマン・リケルメについては白紙撤回するとも公言。フルミネンセのこの決断によって、リケルメがパウメイラスに加入する可能性はより高まった。