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早ければ2023年にもトヨタカップが「インターコンチネンタル・スーパーカップ」として復活か?
「インターコンチネンタル・スーパーカップ」の実現に向けてUEFAとCONMEBOLがロンドンに合同事務所を開設

▲ 1980年から2004年まで日本で開催されていたトヨタカップ
「欧州 vs 南米」の優勝クラブチーム対決構想は、トヨタカップが消滅して以降も浮かんでは消えてきた。2017年5月にはCONMEBOL(南米サッカー連盟)からの提案で『インターコンチネンタルカップ』の新設も計画されたが、現在施行されているスケジュールとの兼ね合いで具現化しないまま立ち消えとなった経緯もある。しかし、CONMEBOLとUEFA(欧州サッカー連盟)はともにあきらめていなかったようで、4年前の構想をさらに詰めているという。10月下旬には、大陸間試合の実現を目指してUEFAとCONMEBOLの合同事務所がロンドンに開設されたばかりで、構想は少しずつ前進している。
ブラジルのポータルサイト「UOL」に寄稿しているブラジル人コラムニストのマルセウ・ヒッゾ氏が明らかにしたところによれば、前述のトヨタカップ形式(UEFAチャンピオンズリーグ王者とリベルタドーレス王者による大陸間対決)だけでなく、女子サッカーのUEFAチャンピオンズリーグ王者とリベルタドーレス王者による大陸間対決のほか、UEFAヨーロッパリーグ王者とスダメリカーナ王者による大陸間対決といったプランも挙がっているとしている。その足がかりも兼ねて、2022年6月に予定されているのが国際親善試合「EURO王者(イタリア) vs コパ・アメリカ王者(アルゼンチン)」である。
大会名称は「インターコンチネンタル・スーパーカップ(仮)」で、開催国の候補はカタールが有力とのこと。2022年はFIFAワールドカップが11〜12月に開催されるため、最速で実現可能な年が2023年という見方だ。
以上の構想を実現する上での、最大の障害はカレンダー。FIFA(国際サッカー連盟)が今年に入りワールドカップの隔年開催案を出して物議を醸していて、UEFAとCONMEBOLがワールドカップの隔年開催に反対している理由のひとつに、「インターコンチネンタル・スーパーカップ」の開催実現がある。
ロンドンに合同事務所まで開設して、かつてのトヨタカップ復活に向けて本腰を入れ始めたUEFAとCONMEBOLの構想は、今後どのようになっていくのか。
2021.11.05
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