Recopa Sudamericana 2019レコパ・スダメリカーナ 2019

前年のリベルタドーレス王者とスダメリカーナ王者とが対戦する「レコパ・スダメリカーナ」は、5月29日に 2nd.Leg が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた「リーベル・プレート×アトレチコ・パラナエンセ」は、リーベルが快勝。リーベルは2試合合計スコアでも逆転して、レコパのタイトルを獲得した。

1st.Leg を 0-1 で落としているリーベルは、立ち上がりから猛攻を展開。13分にはラファエル・サントス・ボレーのシュートがニアサイドのポストを直撃する惜しい場面を作った。18分には左からのクロスに合わせたルーカス・プラットのヘディングシュートが、キーパーにキャッチされたもののチャンスメイク。23分には右サイドからの折り返しをプラットが右足で合わせて、相手ゴールを脅かした。

押され気味のアトレチコ・パラナエンセは32分に絶好のチャンスを作ったが、ペナルティエリアの左側でボールをキープした元アルビレックス新潟のホニからのラストパスでゴールエリアに飛び込んだ“ルチョ”こと元アルゼンチン代表MFルイス・ゴンサーレスの右足ボレーは、キーパーが右膝に当てて外へ弾き出した。ルチョの恩返しゴールは叶わず、ルチョは頭を抱えて悔しがった。

後半、リーベルは60分にコーナーキックをペナルティエリアでトラップしたハビエル・ピノーラが左足でシュートに持ち込むと、ボールはルチョの腕を直撃。リーベルのイレブンが主審にハンドを主張すると、主審はVARシステムによる映像確認を行った上でリーベルにPKを与えた。

イグナシオ・フェルナンデスが左足で蹴ったPKはポストを直撃したが、跳ね返ったボールをイグナシオ・フェルナンデスが自ら左足でゴールに押し込んで、リーベルが先制。これで2試合合計スコアは 1-1 のイーブンとなった。

アトレチコ・パラナエンセは78分にヘナン・ロジが左足でロングシュートを打ったが、枠を捉えた低いシュートはキーパーが両手で外に弾き出した。対するリーベルは、後半のアディショナルタイムに入ってすぐの91分に、左サイドからのクロスをペナルティエリアでトラップしたルーカス・プラットが、右足でゴールネットを揺らして追加点を奪う。さらには、その4分後にロングフィードでキーパーと1対1になったマティアス・スアーレスが、飛び出したキーパーをドリブルでかわして無人のゴールへボールを流し込み、リーベルの優勝を決定づけた。

リーベルのレコパ優勝は、3年ぶり3度目。そしてガジャルド監督にとっては、リーベルの監督に就任以降通算10個目のタイトル獲得となった。

レコパ・スダメリカーナは、前年のリベルタドーレス王者とスダメリカーナ王者とが対戦するカップ戦だが、ルヴァンカップ王者と対戦するのはコンメボル・スダメリカーナの優勝チームであり、レコパの優勝チームがルヴァンカップ王者と対戦することはない。

レコパ・スダメリカーナ 2019　2nd.Leg　（2019/05/29）
リーベル・プレート （アルゼンチン）	3-0	アトレチコ・パラナエンセ （ブラジル）
フランコ・アルマーニ	GK	サントス
ゴンサーロ・モンティエル ルーカス・マルティネス・クアルタ ハビエル・ピノーラ ファブリシオ・アンジレーリ （カミーロ・マジャーダ）	DF	ジョナタン （ブライアン・ロメーロ） パウロ・アンドレ レオ・ペレイラ ヘナン・ロジ
エンソ・ペレス レオナルド・ポンシオ エセキエル・パラシオス （ニコラス・デ・ラ・クルス） イグナシオ・フェルナンデス	MF	ウェウリントン ルイス・ゴンサーレス （レオ・シッタジーニ） ブルーノ・ギマリャイス
ラファエル・サントス・ボレー （マティアス・スアーレス） ルーカス・プラット	FW	ニコン （マルセーロ・シリーノ） マルコ・ルベン ホニ
イグナシオ・フェルナンデス　65 ルーカス・プラット　90+1 マティアス・スアーレス　90+5	ゴール
ルーカス・マルティネス・クアルタ ゴンサーロ・モンティエル	イエロー カード	ルイス・ゴンサーレス ブルーノ・ギマリャイス ヘナン・ロジ ウェウリントン
マルセーロ・ガジャルド	監督	チアゴ・ヌーニス
主審：　ロベルト・トバル　（チリ） 会場：　エル・モヌメンタル　（ブエノスアイレス）