- Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022
フラメンゴに大きな援軍 ベンフィカから完全移籍でエベルトン・セボリーニャの加入を発表
フラメンゴがベンフィカからブラジル代表FWエベルトン・セボリーニャを完全移籍で獲得
▲ フラメンゴと2026年12月までの契約を締結したブラジル代表FWエベルトン・セボリーニャ(写真提供:Lance!)
フラメンゴは今季、リベルタドーレスこそグループリーグを突破したものの、ブラジレイロンでは下位に低迷。パウロ・ソウザ監督を解任するなどチームのテコ入れを図っている首脳陣は、攻撃陣の強化にも余念がなかった。そこで目をつけたのが、かつてグレミオで攻撃の要として活躍していたエベルトン・セボリーニャだった。奇しくも最近、ブラジル代表FWブルーノ・エンリーキが試合中に右膝を壊してしまい、今季絶望と診断されたことも、同選手獲得の重要性をより高める形になった。
2020年にグレミオからベンフィカ(ポルトガル)に渡ったエベルトン・セボリーニャは、2シーズン連続で40試合以上に出場するなどベンフィカでもレギュラーとして活躍。欧州でのさらなる飛躍も期待されたが、2年足らずで母国に戻ることとなった。
▲ 2019年のコパ・アメリカでは得点王にも輝いたブラジル代表FWエベルトン・セボリーニャ(写真は2019年6月19日のコパ・アメリカでの様子)(写真提供:AP)
「物語は漫画の域を脱しつつある! (セアラー州の)“マラカナウー”出身の私は、今では世界最大の“マラカナン”を故郷にすることになった」
グレミオ、ベンフィカと所属する先で安定した活躍をみせてきた“セボリーニャ”は、フラメンゴでどんな活躍をみせるか。
◆ エベルトン・セボリーニャ
- 本名:
- エベルソン・ソウザ・ソアーレス
- 生年月日:
- 1996年3月22日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(セアラー州マラカナウー)
- 身長:
- 174cm
- ポジション:
- 左ウイング、左サイドハーフ
13歳で地元の名門フォルタレーザの下部組織に加入すると、2012年には16歳でグレミオの下部組織に移籍。この頃にはマンチェスター・シティ(イングランド)も獲得を検討して接触していた。2013年に17歳でトップチームデビューを果たすと、年を追うごとに出場機会を増やし、3年目の2016年には年間で49試合に出場。2017年には60試合以上に出場して、二ケタ得点も挙げた。2018年のロシアW杯後にA代表に初招集されると、2019年にはコパ・アメリカでも主力として活躍し、自身は得点王に輝いた。コロナ禍の2020年8月にベンフィカ(ポルトガル)へ安全移籍。2022年6月に、フラメンゴからの熱烈なオファーを受けて2年足らずでの母国復帰を選んだ。ブラジル代表。愛称の「セボリーニャ」はブラジル・ポルトガル語で「小さな玉ねぎ」。
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2022.06.20
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