CONMEBOL Sub-20 2023U-20 南米選手権 2023

2月12日にコロンビアで行われた2023年のU-20南米選手権。首都ボゴタで行われた決勝ラウンドの第5節「ブラジル×ウルグアイ」は、終盤に2点を取ったブラジルが逆転で優勝した。

U-20南米選手権は1954年に第1回ベネズエラ大会が開催され、今年は30回目の開催となる。1月19日に開幕、2月12日に閉幕で、4年前の前回はエクアドルが優勝している。

決勝ラウンドの第4節終了時点ではウルグアイが首位に立ち、ブラジルは勝ち点2差で2位につけていた。いわば最終節は事実上の決勝戦となり、ウルグアイは引き分け以上で優勝できる状況にあった。

ウルグアイは4分にルシアーノ・ロドリゲスが左足でミドルシュートを打ったが、ボールはわずかに枠を捉えられず。対するブラジルは12分にギリェルミ・ビロがペナルティエリアの手前で左足を振り抜いたが、シュートは浮いてしまった。ギリェルミ・ビロは32分にも左サイドを上がって左足を振り抜いたが、またも枠を捉えられなかった。

後半、ウルグアイは開始直後にチャンスメイクしたが、味方のフィードに合わせて最終ラインの裏へ抜け出したフランコ・ゴンサーレスのループシュートは枠を捉えられず対するブラジルは48分にビットル・ホッキがペナルティエリアでトラップしたボールを右足でフィニッシュに持ち込んだが、シュートは枠を捉えられなかった。

51分にはカウンターからビットル・ホッキが枠内シュートを放つと、57分には右からの折り返しに合わせたギリェルミ・ビロのシュートがポストを直撃するなど、相手ゴールを脅かす機会を増やしていったブラジル。対するウルグアイは64分にロドリーゴ・チャガスがペナルティアーク付近から右足でゴールを狙ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭った。

膠着状態が崩れたのは84分。左からのクロスに合わせたアンドレイ・サントスのヘディングシュートがゴール隅に吸い込まれて、ブラジルが先制。続けて後半のアディショナルタイムには、相手のセットプレイからボールを奪い取ると、左サイドでペナルティエリアの外まで飛び出していたキーパーをペドロ・エンリーキがドリブルで抜き去ると、がら空きのゴールに左足で流し込んで勝利を決定づけた。

この結果、優勝したブラジルはもちろん、準優勝のウルグアイ、3位コロンビア、4位エクアドルの4カ国が、2023年5〜6月にインドネシアで行われるU-20ワールドカップの出場権を獲得した。そしてU-20南米選手権の得点王はブラジルのビットル・ホッキとアンドレイ・サントスの2人で6ゴール。

U-20南米選手権 2023　決勝ラウンド 第5節　（2023/02/12）
ブラジル	2-0	ウルグアイ
ミカエウ・モレイラ	GK	ランダル・ロドリゲス
アンドレ （ホナウジ・ファウコスキ） ドウグラス・メンジス ホベルチ・ヘナン パトリッキ・ランザ （カイーキ）	DF	マテオ・ポンテ セバスティアン・ボセーリ ファクンド・ゴンサーレス マティアス・デ・リティス （エミリアーノ・ロドリゲス）
アンドレイ・サントス アレキサンデル・ゴメス ルイス・ギリェルミ （ステニオ・ザネッチ）	MF	ファブリシオ・ディアス ダミアン・ガルシア （ニコラス・シリ） レンソ・サンチェス ルシアーノ・ロドリゲス
ギリェルミ・ビロ （ペドロ・エンリーキ） ビットル・ホッキ ジオバーニ・サンターナ （ヘナン・ビアーナ）	FW	フランコ・ゴンサーレス （イグナシオ・ソサ） アルバロ・ロドリゲス （ロドリーゴ・チャガス）
アンドレイ・サントス　84 ペドロ・エンリーキ　90+2	ゴール
アレキサンデル・ゴメス アンドレイ・サントス ホベルチ・ヘナン ペドロ・エンリーキ	イエロー カード	セバスティアン・ボセーリ ルシアーノ・ロドリゲス フランコ・ゴンサーレス
ハモン・メネーゼス・ウビネル	監督	マテオ・ブローリ
主審：　クリスティアン・ガライ　（チリ ） 会場：　エスタディオ・エル・カンピン　（ボゴタ ）