
- Friendly Match親善試合

後半の開始から出場したアレクシス・サンチェスの“実質”2ゴールでチリが逆転勝利
国際親善試合 チリ 3-2 パラグアイ

▲ 25分にゴールを決めたパウロ・ディアスを抱擁で祝福するガリ・メデル(17番)らチリのイレブン(写真提供:AS)
昨年のカタール大会出場を逃した国同士の対決は、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。先制したのはチリで、25分に左サイドでセットプレイを得ると、マルセリーノ・ヌーニェスのフリーキックにパウロ・ディアスが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
しかしパラグアイは先制されてから盛り返し、32分に自陣からのロングフィードを前線でトラップしたガブリエル・アバロスが左サイドを駆け上がって中央に折り返すと、遅れて上がってきたマティアス・ロハスが左足で合わせてキーパーに弾かれるも、セカンドボールを左足でゴールに沈めて同点。続けてその2分後には、ドリブルでペナルティエリアの右側へ上がったマティアス・ロハスが中央に折り返し、ガブリエル・アバロスのゴールをお膳立てしてパラグアイが逆転に成功した。
後半、パラグアイは3点目を取りに出たが、54分にガブリエル・アバロスが右足で打ったボレーシュートはキーパーに阻まれた。対するチリは56分にスルーパスでペナルティエリアへ駆け上がった途中出場のアレクシス・サンチェスが飛び出したキーパーを抜き去ったが、角度のないところから打ったシュートはニアサイドのポストを直撃した。

▲ 後半開始から途中出場したアレクシス・サンチェスは実質2ゴールの活躍で、ベテランの健在ぶりを誇示した(写真提供:AS)
その後退場者を出した試合は、86分に監督不在のパラグアイがアドリアン・クバスのミドルシュートは枠を捉えるもキーパーのファインセーブによって勝ち越しを阻まれた。するとピンチをしのいだチリは後半のアディショナルタイム、アレクシス・サンチェスが左から上げたコーナーキックが、アントニー・シルバのキャッチミスを誘ってオウンゴールによる勝ち越しに成功。実質アレクシス・サンチェスの2ゴールで逆転勝利を収めたことで、スタンドに詰めかけたチリ国民は満足そうな様子だった。
国際親善試合 (2023/03/27) | ||
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チリ | 3-2 | パラグアイ |
クラウディオ・ブラーボ | GK | アントニー・シルバ |
ギジェルモ・ソト (ファン・デルガード) パウロ・ディアス ギジェルモ・マリパン ガブリエル・スアーソ |
DF |
ロベール・ロハス ファビアン・バルブエーナ グスターボ・ゴメス ジュニオール・アロンソ |
ガリ・メデル ビクトル・メンデス (マティアス・カタラン) アルトゥーロ・ビダル マルセリーノ・ヌーニェス (ディエゴ・バルデス) |
MF |
ディエゴ・ゴメス (リチャール・サンチェス) アドリアン・クバス (アレハンドロ・ロメーロ・ガマーラ) マティアス・ビヤサンティ フリオ・エンシーソ (ヘスス・メディーナ) マティアス・ロハス (ラモン・ソサ) |
ベン・ブレレトン (アレキサンデル・アラベーナ) ディエゴ・ルビオ (アレクシス・サンチェス) |
FW |
ガブリエル・アバロス (ロベール・モラーレス) |
パウロ・ディアス 25 アレクシス・サンチェス 75 (オウンゴール)アントニー・シルバ 90+2 |
ゴール |
32 マティアス・ロハス 34 ガブリエル・アバロス |
マルセリーノ・ヌーニェス | イエロー カード |
ガブリエル・アバロス マティアス・ロハス アントニー・シルバ |
パウロ・ディアス | レッド カード |
ラモン・ソサ ギジェルモ・バロシュケロット |
エドゥアルド・ベリッソ | 監督 | ギジェルモ・バロシュケロット |
主審: フラービオ・ホドリギス・ジ・ソウザ (ブラジル ) 会場: エスタディオ・モヌメンタル (マクル ) |
2023.03.27
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