CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

8月10〜12日に行われたコンメボル・リベルタドーレスの準々決勝 1st.Leg 。パラグアイの首都アスンシオンで行われた「オリンピア × フラメンゴ」は、“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザの2ゴールなどでフラメンゴが快勝した。

スタジアムに約2,000人のインチャ（スペイン語でサポーター）が動員された試合は、敵地に乗り込んだフラメンゴが優位に試合を進めた。15分、カウンターでペナルティエリアに入ったブラジル代表FWブルーノ・エンリーキが折り返したボールを、ウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータが右足でゴールネットを揺らして先制した。

試合は、22分にアクシデントが発生。アラスカエータからボールを奪おうとしたビクトル・サラサルが、衝突した際にアラスカエータの右手が顔面に入って転倒。サラサルは立ち上がれず救急搬送され、この影響で前半のアディショナルタイムは10分以上設けられることになった。

その前半のアディショナルタイム。フラメンゴは97分にブラジル代表DFフィリッピ・ルイスに一旦はレッドカードが出されたが、VARによりその前にアラスカエータが相手陣内のペナルティエリアでファウルを受けていたことが発覚したことで、フィリッピ・ルイスへのレッドカードは取り消された上で、フラメンゴにPKが与えられた。このPKを“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザが決めて、フラメンゴが2点差としたが、オリンピアは前半終了の笛が鳴る前に1点を返した。

後半、フラメンゴは51分にブルーノ・エンリーキからのパスを“ガビゴウ”が左足でゴールに沈めて 3-1 とリードを広げる。その後は互いに攻め込まれるも、キーパーのファインセーブもあってスコアは動かなかった。

フラメンゴは終了間際に追加点を奪った。90分、センターサークルからのフィードで最終ラインの裏へ抜け出した“ガビゴウ”がペナルティエリアに達して左へパスを出すと、途中出場のビチーニョが右足でゴールへ流し込んでトドメを刺した。

アウェイゴールを4点奪い、3点差で先勝したフラメンゴのベスト4はほぼ確実か。2nd.Leg は8月18日に、ブラジルの首都ブラジリアで行われる。

コンメボル・リベルタドーレス 2021 準々決勝 1st.Leg　（2021/08/11）
オリンピア （パラグアイ）	1-4	フラメンゴ （ブラジル）
アルフレード・アギラル	GK	ジエゴ・アウベス
ビクトル・サラサル （セルヒオ・オタルバロ） サウール・サルセード リチャール・オルティス イバン・トーレス	DF	マウリシオ・イスラ （マテウジーニョ） グスターボ・エンリーキ レオ・ペレイラ フィリッピ・ルイス （ハモン）
ブライアン・オヘーダ エドガルド・オルスーサ （ウーゴ・キンターナ） デルリス・ゴンサーレス （ネストル・カマーチョ） ラモン・ソサ	MF	ウィリアン・アロン ジエゴ （ビチーニョ） エベルトン・ヒベイロ （ミシャエウ） ジョルジアン・デ・アラスカエータ （チアゴ・マイア）
ワルテル・ゴンサーレス （ホルヘ・レカルデ） ロケ・サンタクルス	FW	ガブリエウ・バルボーザ ブルーノ・エンリーキ
イバン・トーレス　45+13	ゴール	15　ジョルジアン・デ・アラスカエータ 45+11　ガブリエウ・バルボーザ　（PK） 51　ガブリエウ・バルボーザ 90　ビチーニョ
リチャール・オルティス エドガルド・オルスーサ デルリス・ゴンサーレス サウール・サルセード	イエロー カード	ジョルジアン・デ・アラスカエータ フィリッピ・ルイス グスターボ・エンリーキ マウリシオ・イスラ
セルヒオ・オルテマン	監督	ヘナット・ガウーショ
主審：　フェルナンド・ラパリーニ　（アルゼンチン） 会場：　エスタディオ・マヌエル・フェレイラ　（アスンシオン）