内部批判が原因か ゴイアスが呂比須ワグナー監督の解任を発表
ゴイアス州の名門ゴイアスが元日本代表FWの呂比須ワグナー監督を解任
▲ チームの成績は良好であるにも関わらず、ゴイアスの監督を解任させられた呂比須ワグナー氏。現地では内部批判が原因と報じられている
元Jリーガーで元日本代表FWの経歴を持つ呂比須ワグナー氏は、1969年生まれの46歳。1987年から現役を退く2002年まで、15年間日本で選手生活を送った。引退後は母国ブラジルに帰り、アシスタントコーチを経て監督のライセンスを取得。以降5年間監督としてブラジル国内のクラブチームを渡り歩いた。昨年はブラジレイロン・セリエB(ブラジル全国選手権2部)でアトレチコ・ゴイアニエンセを一時昇格圏内の4位まで押し上げるなど、手腕を発揮。そして昨年12月、ゴイアスの監督に就任した。
呂比須監督就任後のゴイアスは、ゴイアス州選手権で8勝4分1敗と最終節を待たずして準決勝進出を決定。ゴイアスはコパ・ド・ブラジウでもファーストステージを連勝で勝ち上がるなど、戦績からは同監督解任の理由は見当たらない。
チームが好調であるにも関わらず呂比須氏が監督の座を追われた理由は何なのか。現地メディアの取材に応じたゴイアスのセルジオ・ハッシ会長は「内部の圧力が大きく、ロペス氏が監督を続けることが難しくなった」とコメント。そして別の報道によれば、呂比須氏が内部批判をしたことがチームの不和を誘発したとの情報もある。
監督解任を受けて、呂比須氏は「このような辞め方は恥ずかしい。今のこのチームは多くの問題を抱えている。それを解決するために向き合い、精一杯努力したつもりだったが…。プライドも恥も欠如したチームには、(州選手権の)準決勝に臨む資格はないと思う」と吐き捨てた。
ゴイアスの新監督は未定だが、一部報道によればかつてサンパウロやビットーリアなどで監督を務めたネイ・フランコ氏の名前が挙がっているとのこと。
2015.04.05
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