Copa Libertadores 2015コパ・リベルタドーレス 2015

5月26〜28日に行われたコパ・リベルタドーレスの準々決勝 2nd.Leg 。ブラジルのベロ・オリゾンチで行われた「クルゼイロ×リーベル・プレート」は、敵地で3点を奪ったリーベルが快勝してベスト4に名乗りを上げた。

1st.Leg を 1-0 で勝っていたクルゼイロは準決勝進出を確実にすべく、立ち上がりからチャンスメイク。まず3分にレアンドロ・ダミアンがヘディングで通したボールを最終ラインの裏でトラップしたウィリアンが左足でボレーシュートを打ったが、ボールはクロスバーの上を通過。さらに13分には右サイドに開いたレアンドロ・ダミアンがシュートを打ったが、枠を捉えたボールはキーパーに阻まれた。

リーベルの先制点は20分。自陣で奪ったボールを素早く前線に運び、ロドリーゴ・モーラ、テオフィロ・グティエレスとつないで左サイドを上がると、テオフィロ・グティエレスは下がりゆくクルゼイロの最終ラインを引きつけて、がら空きの右サイドを駆け上がったカルロス・サンチェスにパスを出した。カルロス・サンチェスはペナルティエリアでボールをトラップすると、すぐさま右足を振り抜いてゴールに蹴り込んだ。この時点で2試合合計スコアは 1-1 のイーブンになった。

リーベルは前半のうちに形勢をひっくり返した。45分、コーナーキックをジョナタン・マイダーナが打点の高いヘディングでゴールに沈めて 2-0 とした。この時点でクルゼイロは最低2点が必要な状況に陥った。

だが次のゴールを取ったのもリーベルだった。52分、ロドリーゴ・モーラがヘディングで競ったボールをコロンビア代表FWテオフィロ・グティエレスがトラップで相手のマークを振り切ると、ドリブルで前進してペナルティエリアに入ったところでゴール左隅に流し込んだ。

クルゼイロは3点が必要な状況に追い込まれたが、76分にレアンドロ・ダミアンが放ったシュートはゴールポストに嫌われてしまう。すると87分に相手のカウンターを止めようとしたガブリエウ・シャビエルが、背後からゴンサーロ・マルティネスを引っ張り倒してレッドカードを喰らった。数的不利に陥ったクルゼイロには、もはや反撃の余力は残されていなかった。

試合後、マイクを向けられたクルゼイロの守護神ファービオは「今日は勝利への執念で相手のほうが上回っていた」と完敗を認めるコメントを残した。リーベルは7月中旬に行われる準決勝で、「ラシン vs グアラニー」の勝者と相まみえる。

コパ・リベルタドーレス 2015 準々決勝 2nd.Leg　（2015/05/27）
クルゼイロ （ブラジル）	0-3	リーベル・プレート （アルゼンチン）
ファービオ	GK	マルセーロ・バロベーロ
マイキ マノエウ ブルーノ・エンリーキ エウヘニオ・メナ	DF	ガブリエル・メルカード （ヘルマン・ペッセーラ） ジョナタン・マイダーナ ラミーロ・フネス・モリ レオネル・バンジオーニ
ウィリアンス （ジョエウ） エンリーキ マルキーニョス ジョルジアン・デ・アラスカエータ （ガブリエウ・シャビエル） ウィリアン （アリソン）	MF	マティアス・クラネビッテル レオナルド・ポンシオ （カミーロ・マジャーダ） アリエル・ロハス カルロス・サンチェス
レアンドロ・ダミアン	FW	ロドリーゴ・モーラ テオフィロ・グティエレス （ゴンサーロ・マルティネス）
	ゴール	20　カルロス・サンチェス 45　ジョナタン・マイダーナ 52　テオフィロ・グティエレス
ウィリアン エウヘニオ・メナ	イエロー カード	マルセーロ・バロベーロ ガブリエル・メルカード
ガブリエウ・シャビエル	レッド カード
マルセーロ・オリベイラ	監督	マルセーロ・ガジャルド
主審：　ウィルマール・ロルダン　（コロンビア） 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）