Campeonato Paulista 2021カンピオナート・パウリスタ 2021

5月6日に行われたカンピオナート・パウリスタの第11節。サンパウロ州の州都サンパウロで行われたクラシコ「パウメイラス×サントス」は、パウメイラスが点の取り合いを制した。

負けたほうはグループステージでの敗退が決まる両者の対決は、パウメイラスが7分に先制。マイキからのパスを右サイドのペナルティエリア付近で受けたグスターボ・スカルパがフェイントで相手のマークを振り切りクロスを上げると、ゴール前までオーバーラップしていたウルグアイ代表DFマティアス・ビニャがヘディングでゴールに押し込んだ。

サントスはすぐに追いつく。13分、自陣からのロングフィードを右サイドでトラップしたマリーニョが、ドリブルでペナルティエリアの右側に達して左サイドのアウトサイドキックで中央に折り返すと、カイオ・ジョルジがトラップして跳ねたボールを右足ボレーでゴールネットに突き刺した。

しかしパウメイラスはほどなくして勝ち越しに成功。22分、コーナーキックに合わせたウィリアンのヘディングシュートが、キーパーの上半身に当たってゴールを割り 2-1 とした。

後半、サントスは立ち上がりの50分にコーナーキックを得ると、ペナルティエリアでカイオ・ジョルジがウェズレイに左腕を引っ張られて転倒。このファウルで得たPKをカイオ・ジョルジが決めて 2-2 とした。さらに56分には途中出場のマルコス・レオナルドが左からのクロスに右足で合わせたが、低く抑えたシュートはポストを直撃して逆転は叶わず。

すると、ピンチを切り抜けたパウメイラスは、77分に左サイドからマティアス・ビニャがグラウンダーのクロスを上げると、ニアに飛び込んだハファエウ・エリーアスはシュートを空振りするも、ファーサイドへ流れたところに詰めていたエステベスが無人のゴールにボールを押し込んで勝ち越しに成功。そしてこのゴールが決勝点となった。

勝ったパウメイラスは、他力本願ではあるが準々決勝進出に望みをつないだ。一方、敗れたサントスはグループで3位以下が確定したため、サンパウロ州のビッグ4では唯一のグループステージ敗退となった。

カンピオナート・パウリスタ 2021　第11節　（2021/05/06）
パウメイラス	3-2	サントス
ウェベルトン	GK	ジョアン・パウロ
マイキ ダニーロ・バルボーザ アラン・エンペレウル マティアス・ビニャ	DF	パラ カイキ ルアン・ペレス フェリッピ・ジョナタン
フェリッピ・メロ （ダニーロ） ゼ・ハファエウ （ペドロ・ビカーリョ） グスターボ・スカルパ ウェズレイ （ハファエウ・エリーアス）	MF	ビニシウス・バリエイロ （マルコス・レオナルド） ジェアン・モッタ （ケビン・マウトゥス） ガブリエウ・ピラーニ （ヘニエル）
ウィリアン ジオバーニ （エステベス）	FW	マリーニョ （アンジェロ・ガブリエウ） カイオ・ジョルジ ルーカス・ブラーガ （ルーカス・ロウレンソ）
マティアス・ビニャ　07 ウィリアン　22 エステベス　77	ゴール	13　カイオ・ジョルジ 52　カイオ・ジョルジ　（PK）
ゼ・ガブリエウ アラン・エンペレウル	イエロー カード	ジェアン・モッタ ガブリエウ・ピラーニ ルーカス・ブラーガ カイキ
アベル・フェレイラ	監督	マルセーロ・フェルナンデス
主審：　ルイス・フラービオ・ジ・オリベイラ 会場：　アリアンツ・パルキ　（サンパウロ）