CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

5月11〜13日に行われたコンメボル・リベルタドーレスのグループリーグ第4節。ブラジルのサントスで行われた「サントス × ボカ・ジュニオルス」は、サントスが接戦を制した。

サントスは4分にフェリッピ・ジョナタンが左サイドからミドルシュート。対するボカは6分に自陣からのロングフィードをクリスティアン・パボンが胸でトラップしてクロスを上げると、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが右足ボレーで合わせたが、どちらのシュートもボールは枠を捉えられなかった。

均衡が破れたのは40分。パラのスルーパスでペナルティエリアの右側へ上がったカイオ・ジョルジがグラウンダーのクロスを上げると、左サイドからオーバーラップしたフェリッピ・ジョナタンがペナルティエリアに入ってシュートを打つ素振りでまず一人を振り切り、左足でゴールへ流し込んでサントスが先制した。

サントスは後半の開始直後に、カイオ・ジョルジがアーリークロスをペナルティアークでトラップしたところ、ボールはペナルティエリアでカルロス・イスキエルドスの右腕に接触。サントスのイレブンはハンドを主張して主審を取り囲んだが、主審はハンドでなくコーナーキックを指示した。対するボカは50分にテベスが左サイドのペナルティエリア付近までキーパーを引きつけた上でループシュートを放つも、キーパーの頭上を越えたボールはファーサイドへ流れた。

66分にはサイドライン付近でルーカス・ブラーガとフリオ・ブッファリーニが交錯した場面が、両軍入り乱れての小競り合いに発展。主審はまずルーカス・ブラーガにイエローカードを出して収束を図ったが、これで収まらず。判定を巡る抗議で両チームの監督が同時にイエローカードを受けると、これに反発した両者に対して主審は迷わずレッドカードを提示。この瞬間、この試合は残り約25分間を指揮官不在で進行する事態に陥った。

ボカは終盤に、クリスティアン・パボンは82分と91分にそれぞれシュートを打ったが、いずれも枠には飛ばず、最後までゴールネットを揺らせなかった。

勝ったサントスは連勝でグループCの2位に浮上した一方、敗れたボカは同グループの3位に後退した。

コンメボル・リベルタドーレス 2021 グループリーグ第4節　（2021/05/11）
サントス （ブラジル）	1-0	ボカ・ジュニオルス （アルゼンチン）
ジョアン・パウロ	GK	アグスティン・ロッシ
パラ カイーキ ルアン・ペレス フェリッピ・ジョナタン （ジョナタン・コペーテ）	DF	フリオ・ブッファリーニ リサンドロ・ロペス （マルコス・ロホ） カルロス・イスキエルドス フランク・ファブラ
ビニシウス・バリエイロ ジェアン・モッタ ガブリエウ・ピラーニ （ケビン・マウトゥス）	MF	（ゴンサーロ・マローニ） アグスティン・アルメンドラ
アンジェロ・ガブリエウ （マジソン） カイオ・ジョルジ ルーカス・ブラーガ	FW	クリスティアン・パボン カルロス・テベス （フランコ・ソルダーノ） セバスティアン・ビジャ
フェリッピ・ジョナタン　40	ゴール
アンジェロ・ガブリエウ ジェアン・モッタ ルーカス・ブラーガ カイオ・ジョルジ	イエロー カード	フリオ・ブッファリーニ
フェルナンド・ジニス	監督	ミゲル・アンヘル・ルッソ
主審：　クリスティアン・フェレイラ　（ウルグアイ） 会場：　エスタジオ・ビラ・ベウミーロ　（サントス）